配当金生活のたっちゃんのポートフォリオ運用方針

配当金生活のポートフォリオ運用方針

この記事では、配当金生活のたっちゃんのポートフォリオの運用方針についてご紹介することにしたいと思います。資産2.3億円からスタートしているポートフォリオなので、この記事をご覧になっている方のお役に立てるは分からないのですが、資産がいくらであれ、保守的な運用を心がける方にとっては役に立つ内容だと思います。




配当金生活のポートフォリオで最重要 2つのポイント

減らさない運用を心がける

未だお仕事が現役という方であれば、これからも一定のキャッシュが入って来る事を期待できると思うのですが、私の場合は既に本業をリタイアしてしまっているので、お仕事からのキャッシュというのは期待できません。下のようなツッコミもあろうかとは思うのですが、これからも運用方針自体は貫いていきたいと思います。

税引後年3.5%くらいの配当・分配を受け取りたい

さて、配当金生活をスタートさせた2009年当時は、米国リートの利回りが10%だったり、米国社債ETFの利回りが5%台だったりと夢のような状況でした。そこで、保守的に考えても税引後3~3.5%程度(税引前では3.8〜4.4%程度)の配当・分配利回りは余裕だろうと思っていたのですが、2024年時点ではこの目標の達成は配当・分配だけではやや困難な状況です。

一時期、不動産収入も別で得ていました
後述の通り、相場が上がればどんどん現金化していく方針なので、相場が好調であれば現金が積み上がってしまう私の投資。現金が増えるのは良い事ですが、キャッシュ収入が減ってしまうのは難点です。それを補うため、2019年までは阪神電車の主要駅駅近に1件だけ2LDKのファミリー向けマンションを保有しており、諸経費を引いた後で年180万円程度の収入を得ていましたが、不動産好況はそろそろ終わるのでは?と思い、2019年3月に売却してしまいました。

配当金生活のポートフォリオの解説

上記の2つの目標『減らさない運用』『税引後年率3.5%』を達成するために、配当金生活のポートフォリオでは出来るだけ投資商品を分散するようにしています。資産の時価自体を伸ばすのであれば、逆に投資資産を絞るというのが王道だと思うのですが、私の場合は出来るだけ資産の動きを安定化させたいという思いから、その保有銘柄は国内株式だけでも100を優に超えています。

国内株式が最重要という訳ではありません
詳しくは後述しますが、私の国内株式への投資割合は全体の19.5%程度に留まっておりまして、実はそれ以外の種類の資産への投資が8割を超えています。ネタの豊富さから当ブログではほとんどが国内株式の話題とはなってしまいますが、それは配当金生活のポートフォリオのほんの一部であるということをご理解ください。

配当金生活のポートフォリオの投資比率(2024年11月現在)

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  • 国内株式:20%
  • 海外株式:20%
  • 国内債券:20%
  • 海外債券:20%
  • 国内リート:10%
  • 海外リート:10%
  • その他、過去の利益確定で積み上がった現金を保有しています

上記では国内と海外を分けて書いていますが、これはつまりは株式:債券:リート=40:40:20でかつ国内:海外=1:1と書き直す事も出来ますね。

読者代表
(2019年2月現在で)たっちゃんさん、ここにきて賃貸用マンションを売ろうと思っているんですか?
たっちゃん
元々、自分の1人暮らし用に購入していた2LDKのマンション。その後、結婚して子供ができてもうちょっと大きい家を買い直したことで、元々の家は賃貸に回しています。ただ、最近の不動産活況のことを思うと、賃貸にしているマンションはここで売っても良いように思えるんですよね。そうすると、現金が余りまくってしまうことだけが心配事項です。4,000万円ほどのキャッシュがあれば、米国電力株などをPFの枠外で買っても良いのですが、そういうのは今までの投資方針には反してしまうんですよね。迷うところです。
読者代表
と思っていたら、2019年3月にさっさと売っちゃったんですね。日頃は超のんびりしているように見えるのに、行動が早いのがたっちゃんさんの特徴ですね。
たっちゃん
ここで不動産を4,000万円台で売るのは、税引後で約4,000万円のキャッシュを得られる一方で、毎年200万円程度のキャッシュフローを手放すことになるので、売ってしまうか本当に迷いました。今回の売却は物件が空きになったのがきっかけだったのですが、次に入ってくれるお客様も良い人とは限らないこと、今が当面では最後の不動産好況ではないか?という2つの理由により売ってしまうこととしました。余った4,000万円強の現金の使い道はこれから検討することにしたいと思います。

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配当金生活のポートフォリオ 重要な投資ルール

基本的には、特別に購入したいという銘柄が登場しない限りは売買を行わないこととしていますが、以下の3つの条件に当てはまった場合は、イヤな予感がしても強制的に売買を行う事にしています。特に『ナンピン』は爆下げの中で行うので気持ち的には後ろ向きになってしまうのですが、PFのパフォーマンス向上には欠かせないことだと思っています。

  • リバランス:ポートフォリオの資産別の投資比率が 株式:債券:リート=39:39:22から絶対値で1%ズレた時に元のバランスに戻すように売買を行います。
  • ナンピン:配当金生活のポートフォリオの現金を除いた資産の時価が10%下落した時に5%分だけPF内の現金を投資に回します。こちらは、滅多に発生しない事象でありまして、2009年以降、ナンピンは東日本大震災の時と2013年6月、2020年3月の3回しか行っていません。
  • 利益確定:配当金生活のポートフォリオの現金を除いた資産の時価が5%上昇した時に5%分だけ利益確定を行い現金に戻します。自分の性格上、ナンピンよりも利益確定の方が発生しやすいように設定しています。2009年以降、過去25回利益確定を行いました。
読者代表
上の条件を読む限り、たっちゃんさんはあまり売買をしないようにも思えるのですが、ブログを読んでいるとしょっちゅう売買しているように思えるんですけど?
たっちゃん
反論のしようもございません。実は、全く売買しないと毎日が暇で暇で仕方ないこことと、特に株主優待関係の銘柄については、最近は家族サービスの事も考えて新規のものを積極的に組み入れようとする結果、売買が比較的多くなってしまいます。
読者代表
ポートフォリオの時価が5%上昇する事に利益確定、利益確定17回、ナンピン3回実行済みということは、結果的に最初の資産は+70%になっていますが、そんなに細かく利益確定しない方がパフォーマンスが良かったのでは?
たっちゃん
おっしゃる通りです。ただ、2009年当時はまさかこんな感じで一直線の上昇になるとは想定しておらず、上がったり下がったりのボックス相場を想定して利益確定・ナンピンの方針を決定していました。今後、10~20%単位でのボックス相場が訪れた時にこの投資方針が真価を発揮するはずです。

配当金生活のポートフォリオ 最新の時価(2024年9月末時点)

  • ポートフォリオの基準価額:21,055(前月比 +1.03%)
  • 2025年3月期の受取配当金:4,413,452円(前月比 +952,038円)
  • 2024年3月期の受取配当金:6,395,934円
  • 2009年4月からの受取配当金:約9,390万円

配当金生活のポートフォリオ基準価額 2009年以降 半年おきのグラフ


配当金生活のポートフォリオ基準価額 2019年以降 1月おきのグラフ


ポートフォリオの基準価額は2009年4月1日を10,000としています。上記の運用方針を適用した結果、2024年3月現在では基準価額のうち10,000が現金(または現物不動産)での保有となっており、現在の基準価額から10,000を引いた分を、株式・債券・リートに投資していることになります。2024年11月時点ではPF内の現金比率(上記不動産も含む)は約50%となっています。

一部は居住用のマンションとしています
常識的に考えると、すぐに1億円以上のナンピンが発生することは考えにくい事から、上記で述べたように居住用のマンションを購入しており、本当にナンピン用に準備している資金は15,000万円程度となります。
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。