2019年の税理士試験惨敗を受けて税理士試験受験撤退宣言 19年の消費税法&所得税法&住民税の試験も振り返ります。

たっちゃんの税理士試験撤退宣言

子供が生まれたことを機に、少しは社会復帰しようかと思い勉強をし始めた税理士試験。しかしながら、子供が小さいころは子育てに大変そうな嫁をほったらかしにして勉強するのに気が引け、なかなか勉強が進みませんでした。それでも、なんとか2016年の試験で簿記論と財務諸表論に合格。

その後、2人目の子供が生まれたので、2回目の受験はしばらくお預けとなりますが、子供が4歳&2歳となった2019年夏。子育てがだいぶ楽になってきたので、この1年だけはびっくりするほど時間をもらって、一気に3科目(所得税法&消費税法&住民税)の合格を目指すことになります。




そもそも税理士試験ってどんな試験? 会計士と比較しながらご紹介

読者代表
勉強だけが唯一の特技だという、たっちゃんさんが苦戦する税理士試験ってそんなに難しいのですか?公認会計士試験よりも簡単なのではないですか?
たっちゃん
そうですね。公認会計士試験も税理士試験も超難関の資格であることには変わりないと思います。ただ、公認会計士試験に合格して、実務経験を経て公認会計士になると、税理士業務もできるようになるので、一般的には公認会計士の方が上だと考える人の方が多いのではないかと思います。
読者代表
ということは、やっぱり税理士試験よりも会計士試験の方が難しいということですか?
たっちゃん
実は税理士試験も会計士試験も[4319]TACで受験対策講座を受けたことがある私。それぞれ試験科目構成が違うので、単純な比較は難しいのですが、問題の難易度自体は間違い無く公認会計士の方が難しいと思います。ただ、両者の受験制度の違いもあるので、一概に公認会計士試験の方が難しいとは言い切れないかもしれません。
読者代表
それってどういうことですか?ちょっとわからないんですけど。
たっちゃん
それは、両試験の受験制度の違いにあります。税理士試験は全部で11科目ありまして、その試験を順次5科目合格するまで受験することになります。試験は何科目受けても良いのですが、実際は試験を1科目ずつ受験する社会人の人が多く、1科目あたりの合格レベルはかなり高くなります。一方、公認会計士試験の場合は試験科目はだいたい7科目相当あるのですが、この試験を1回の試験で一気に受験するのが通常です。そのため、1科目あたりの合格レベルは税理士の科目合格ほどの完成度ほどは必要とされないでしょう。

税理士試験の受験科目 全11科目中5科目受験

  • 簿記論(必須)
  • 財務諸表論(必須)
  • 法人税法(所得とどちらか必須)
  • 所得税法(法人とどちらか必須)
  • 相続税法
  • 消費税法
  • 酒税法
  • 固定資産税
  • 事業税
  • 住民税
  • 国税徴収法

公認会計士試験の受験科目 だいたいこんな感じです

  • 簿記
  • 財務諸表論
  • 管理会計論
  • 企業法
  • 監査論
  • 租税法
  • 経営学
読者代表
なるほど。確かに納得のいく話ですね。とはいえ、両方とも合格していないのに、よくそんな偉そうに語りますね。
たっちゃん
うう・・それはおっしゃる通りですね。ただ、両方とも受講したことがある人の意見ということで、参考にしていただければと思います。




たっちゃん 2019年の税理士試験を振り返る

さて、2016年に簿記論・財務諸表論に合格し、税理士試験の最終合格まで残り3科目となっていた私たっちゃん。2019年8月の試験では、一気に最終合格を目指して、欲張って3科目(所得税法&消費税法&住民税)も受験することになります。

3科目受験していたからといって、1科目あたりの勉強の完成度が低いというわけではなく、[4319]TACの税理士試験講座で与えられる教材はほぼやりきったという印象です。

それでも3科目受験は結構大変で、直前期テスト演習では消費税法は上位1割くらい、住民税は平均点くらいの成績でした。しかし、選択必修科目の所得税だけはなんとか合格しようと思い、理論マスター(試験に出る法律を覚えやすくまとめたもの)をほぼ全部覚え、直前期のテスト演習では1桁順位が定位置となっていました。

2019年税理士試験 1日目 消費税法

そういう状況で迎えた2019年8月の税理士試験。1日目は消費税法の試験でした。消費税法には普通の税金の計算方法である「原則課税」と中小企業者向けの「簡易課税」という計算方法があり、税額を計算する問題で、最近この2題構成が続いていたので、ほとんどの方がその構成が続くと思っていたのではないでしょうか。

しかしながら、蓋を開けてみると「原則課税」とセットで聞かれたのは「納税義務の判定」の問題。この問題は、予備校の教材に載っていないような難しいもので、後から振り返るとここでラッキーパンチで正解しまくったのが消費税法の合格につながったんだと思います。

覚えた法律の内容を答える理論問題では、なんと毎年計算で出題されていた「簡易課税」の問題が登場。これは、虚を衝かれたという方が多いのではないかと思います。しかしながら、なんとか聞かれたことに答えて無難にまとめました。

2019年税理士試験 2日目 所得税法

税理士試験2日目は所得税法の試験です。所得税法は[4319]TACの計算問題の教材を隅から隅までマスターし、理論マスター(試験に出る法律を覚えやすくまとめたもの)も数ページを除いてほとんど覚えるという万全の体制で臨みました。

しかし、試験に出た理論問題は「債務免除益の取り扱い」と「国外財産調書と財産債務調書」という隅っこ論点。見た瞬間「落ちたわ」と思いましたが、冷静になるとそう思ったのは受験生のほぼ全員のはず。こういう時は、なんとか書けることを書こうという先生の教えに従いました。

とはいえ、理論マスターで覚えた大量の条文を書く部分はほとんどなく、なんとか作文で色々と書いてきました。後から振り返ると、ここで書いた作文が試験委員の方にはややイマイチだったのかもしれません。

税額を計算する計算問題の方は、量が多く難易度も高い問題でしたが、それでも[4319]TACの教材を隅から隅までマスター自分としては問題ない内容でした。解答に困るところはあまりなかったので、試験中に合格を確信するというフラグを立ててしまいます。

2019年税理士試験 3日目 住民税

そして、税理士試験3日目は住民税の試験。私は今年受験生の少ない沖縄会場で受験したのですが、全国で400人くらいしか受験しない住民税の試験の沖縄会場の受験者はたったの3人。かなりリラックスした環境で試験を受けられました。

理論問題で問われたのは「配偶者控除や配偶者特別控除など」「退職所得の取り扱い」という超Aランク論点。理論マスター(試験に出る法律を覚えやすくまとめたもの)のうち、時間の関係で4分の1くらいしか覚えていなかった私でもちゃんと全部覚えていました。

そして、あとは計算問題でミスが少なければ合格じゃない?と思ったその問題が、これが税理士試験かと思うほど簡単な問題でした。家族5人の税額を求めるものなのですが、練習で解いてきた過去問の中でも歴史的な簡単さ。これはミスが許されないと思いながら、落ち着いて解きました。




たっちゃんの2019年税理士試験 受験結果

さて、そんな感じで終えた2019年の税理士試験から4ヶ月がたち、12月14日に試験結果が届きました。自己採点で家族5人中3人も税額を間違え「不合格確実です」と[4319]TACの先生に言われた住民税はともかくとして、他の2科目は受かっているかな?と期待してていたのですが、実際は消費税法だけ合格し、所得税法と住民税は不合格でした。

所得税法の方は合格点の60点に対し、55点ともうちょっとで合格というラインですが、住民税は35点という全く惜しくもない成績で嫁と一緒にズッコケました。

所得税法は理論も計算も満遍なくあちこちでミスをしていたのですが、普段の模試の感覚だとそれでも上位10%には入っているだろうと思ったのですが、そうは行かないのが税理士試験の難しさ。[4319]TACの教材&カリキュラムは合格するには十分だと思うのですが、消費税法のようにカンが次々と的中というラッキーがなかったのが敗因なのかもしれませんね。

たっちゃんの税理士試験 撤退宣言

そして、この合格発表を見た直後は来年2020年の税理士試験も受験しようと思っていたのですが、その後考え直して、これで税理士試験の受験から撤退することにしました。

まだ2回しか受験していないのに撤退は早すぎるんじゃない?というツッコミもあろうかと思いますが、正直なところ所得税法で今年の受験時点の実力を上回るのは難しく、他の科目でも同じレベルまで引き上げたとしても、当日うまく立ち回れずに不合格・・なんてこともありそうな気がしてまうんですよね。

記事の前半で述べたように税理士試験は科目合格制を採用しており、1科目あたりの求められるレベルは非常に高い試験です。その一方で、2時間の筆記試験は一発勝負なのでその問題の数は少なく、ちょっとの勘違いですぐに不合格になってしまうことも少なくありません。

一方、公認会計士試験は1回の試験で7科目全部受けるので、総合的に力をつけていればどこかで失敗しても、どこかでカバーして予備校での上位成績者の合格率は比較的高いのではないかと思います。東京大学や京都大学など科目数の多い大学入試と似ているのかもしれませんね。

税理士試験免除のための大学院に通うことにしました

ということで、このまま税理士になるのを諦めるのかというと、そうではありませんで、今後は「税理士試験一部科目免除のための大学院」に通うことにしました。

実は、税理士試験は一定の大学院に通って修士論文を書き、その審査に通れば一部の科目が免除される制度があります。その中に、税法科目2科目免除という制度もありまして、税理士試験で税法科目を2つ残している私は、その制度を利用すると税理士登録をすることが可能になるのです。

今から大学院を受けて、2年通ってということを思うと、おそらくは試験を受けた方が早い気もするのですが、人生の長さも限られているので、ここは確実性を取ることにしました。

読者代表
確実性なんてこと言ってますけど、実はもう一度学生になりたかったんじゃないですか?
たっちゃん
ドキッ!確かにもう一度学生になってみたかったというのは本当のことです。税理士試験の免除の大学院のコースは基本社会人向けなので、普通の大学生活というわけではないですけれども、社会人向けの大学院ということで、同じような年齢の人たちと交流できそうというのは楽しみですね。まあ、その前に大学院の入試に受からなくては始まらないのですが、大学院入試はさすがに税理士試験よりは簡単だと思うので、これからきっちり対策していきたいと思います。

と、思ったのですがやっぱり大学院は退学することにしました

上の節で述べたように、2020年4月に意気揚々と大学院に入学したたっちゃんですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、教室の授業は一切なく、また、他の生徒との交流もまったくないので、本来の大学院らしさというのは全く味わえませんでした。

また、論文を書く作業というのが上のツイートで述べたように全然面白くないんですよね。全然面白くなかったとしても、それが生活のためだと思うと耐えられるのですが、やはりもともと生活に困っているわけではないのに、無味乾燥な作業を延々と続けるのは苦痛だと思い、指導教官に退学の許可をいただきました。

さて、これで税理士を諦めるかというと、2020年9月まではそこまでは決まっていません。自分としては、そろそろ配当金生活を家族内には公言して堂々と引退したいと思っているのですが、すぐに公言するのは難しそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。