ジャパン・インフラファンド投資法人[9287]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

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この記事では、2016年6月に国内に初登場した『インフラファンド』の1つであり、2020年2月に上場という超新人銘柄である[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。




[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 特徴

9287ジャパンインフラファンド投資法人トップページ画像

上記の画像は[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人のトップページから引用

2016年6月に初めての銘柄が上場した国内インフラファンド市場。たっちゃんのポートフォリオでは、長年初期2銘柄である[9281]タカラレーベン・インフラ投資法人と、[9282]いちごグリーンインフラ投資法人の2銘柄だけを保有していましたが、2020年春の波乱相場で[9286]エネクス・インフラ投資法人と、[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人が仲間入りしました。

この[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人は、大手商社の[8002]丸紅がメインスポンサーとなって設立されている法人です。大手系の投資法人だから諸手を挙げて大歓迎とまでは言えないのですが、小粒な規模のメインスポンサーよりは頼りになりそうだというのは多くの方が感じるところではないでしょうか。

読者代表
タカラレーベン系から始まったインフラファンドも、大手商社系の銘柄が登場したんですね。
たっちゃん
そうですね。2001年に創設されたREIT市場では、最初に上場された2銘柄は三井不動産系と三菱地所系という日本を代表する企業がバックにしている銘柄からスタートしました。一方で、インフラファンドの方は最初に上場した2銘柄がタカラレーベン系といちご系ということで、悪くはない会社ではあるものの、通常のREIT市場に比べるとパッとしないスポンサーですよね。ちなみに、[8002]丸紅が素晴らしいスポンサーかというとちょっと疑問ですが、私好みの大手であることには間違いありませんね。

[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 地域別分散状況

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[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 上位の投資物件

  1. 京都京丹波太陽光発電所
  2. 栃木宇都宮1号2号太陽光発電所
  3. 石川金沢東長江1号2号太陽光発電所
  4. 富山高岡1号2号太陽光発電所
  5. 石川能登合鹿太陽光発電所

[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 石川金沢東長江1号2号太陽光発電所はここにあります

上場初期の頃はなぜか北陸地方に集中していた[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人の発電所。その中で、上位の投資物件の1つである石川金沢東長江1号2号太陽光発電所は、金沢市の中心部から意外に近い山の中にあります。インフラファンドの投資物件といえば、もっと山奥にあるという印象だったのですが、こういう場所に存在する物件もあるんですね。

[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 ひとくちコメントとQ&A

ジャパン・インフラファンド投資法人[9287]のようなインフラファンドは、現在は太陽光発電が主流であり、これからの時代には合っている投資対象だとは思うのですが、中長期的な投資対象として成立するかは、これからの国の施策次第なところもあると思いますので、あまりに多くの金額を投資するのはちょっとためらってしまいますね。

読者代表
[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人の分配利回りって高過ぎませんか?
たっちゃん
2019年秋ごろは国内リート市場の平均利回りと、インフラファンドの平均利回りは3.5%程度の差があったのですが、2021年8月現在は、[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人はまあまあ健闘しておりまして、利回り差は2.5%程度まで縮まってきています。これくらいの利回り差であれば、REITからインフラファンドに乗り換えても良いかな?と思うところなのですが、インフラファンド市場自体にそこまでの信頼はおけず、投資金額は控えめとなったままです。




[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 たっちゃん独自レーティング

★★☆☆☆(2021年8月28日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人の購入単価は91,967円となっています。分配利回り6%台なら美味しいと思って購入した同社の投資口。2020年の波乱相場にあっても、比較的投資口価格の推移は落ち着いています。逆に、波乱相場だったはずの2020年における安定っぷりは、何かウラがあるのでは?と勘ぐってしまうほどですね。

[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

ここで[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人の過去1年間(上)と過去10年間(下)の株価チャートをみておきたいと思います。2020年2月20日に上場と、上場してからまだまだ日の浅い同法人。2020年3月11日にポートフォリオに組み入れしているので、今後同法人の投資口を売らないのであれば、上場初期からほぼ一貫してお世話になる銘柄ということになりそうですね。 

[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2023年11月期(予想)3,0106.67(8/26現在)
2023年5月期2,9806.61
2022年11月期3,001→3,0056.51
2022年5月期2,950→2,9806.60
2021年11月期2,924→2,9536.45
2021年5月期2,904→2,9505.92
2020年11月期2,927→2,9776.06
2020年5月期1,1712.48

[9287]ジャパン・インフラファンド投資法人 過去の受取分配金のまとめ

 保有株数1株配当(円)今回の税引後配当金(円)税引後の累計配当金(円)
2023年5月期92,98024,770132,835
2022年11月期93,00523,438108,065
2022年5月期92,98024,27984,627
2021年11月期9(+3)2,95322,44460,348
2021年5月期62,95015,98237,904
2020年11月期62,97715,57421,922
2020年5月期61,1716,3486,348
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。