アートネイチャー[7823]の事業内容・業績と株価と配当金の推移

7823アートネイチャー

この記事では、かつら業界では国内2大企業の一角であり、その名前を知らないという方はあまりいらっしゃらないのではないかと思われる[7823]アートネイチャーのひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。なお、ライバルの[8170]アデランスも以前は上場企業だったのですが、2017年2月に上場廃止となってしまっています。




[7823]アートネイチャー 事業内容の紹介

7823アートネイチャートップページ画像

上記の画像は[7823]アートネイチャーの公式ウェブサイトから引用

国内のかつら業界ではアデランスと並んで双璧であると言える[7823]アートネイチャー。ライバルのアデランスもそうだったのですが、最近はネットなどを主力としている新興のメーカーとの競争が激しくなっています。新興メーカーは意外に安いのに、それなりに高品質なウィッグで攻勢をしかけており、単に質が高いという理由だけでは同社は選んでもらえなくなっているのかもしれませんね。

そんな中、2020年3月期には女性向けの低価格のウィッグを販売している「ナオアート株式会社」を傘下に加えています。[7823]アートネイチャーの商品の中心は高価格帯であることには変わりはないと思いますが、同社を傘下に加えることで、低めの価格帯のラインナップも強化することができそうですね。

[7823]アートネイチャー 事業別の売上

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読者代表
最近の[7823]アートネイチャーは女性向け商品を強化しているのですね。
たっちゃん
男性読者の皆様からすると、かつらというと「男性のもの」という印象が強いかもしれませんが、最近の同社は女性向けの商品に力を入れています。上記の事業別の売上のうち「ジュリアオージェ」というのも女性向けのラインナップなので、実は女性向けの売上は男性向けの売上の7割程度に達しているんですよね。興味があるという方は、下記の参考商品もご覧いただければと思います。
読者代表
と、思っていたら緊急事態宣言下では女性向けの販売が急ブレーキになってしまったんですね。
たっちゃん
そうですね。緊急事態宣言下においても、できるだけ営業を継続していた[7823]アートネイチャーの各種ブランド。なんとびっくりなことに、男性の来店顧客数は緊急事態宣言下にあっても、前年比微減くらいのペースで推移していました。一方、女性の来店数は2020年4月に前年比50%台まで大減速。男性のかつらの方が女性のウィッグと比べて生活必需品ということなのかもですね。ともかく、性別によってここまで違うとは驚きでしたね。

[7823]アートネイチャー 参考商品 女性向けウィッグ




[7823]アートネイチャー ひとくちコメントとQ&A

2016年12月に新たにポートフォリオ入りを果たした[7823]アートネイチャー。前述のように、新興メーカーとの競争が激しくなっているがために、ポートフォリオに加わった時点では、業績も株価も徐々に右肩下がりという状況であり、素直に業績だけを見ると買いにくい状況だったのですが、そういう銘柄で高配当なものをついつい買ってしまう傾向にある私。[7823]アートネイチャーも、最初は「大丈夫かな?」と思いつつの様子見の300株(約20万円分)の購入にとどまっています。

ちなみに、その後株価は低空飛行を続けたため、現在は保有株数を500株に増やしています。

読者代表
2021年3月期の業績が悪かったですが、28円の配当はキープされそうでしょうか?
たっちゃん
現在の[7823]アートネイチャーの配当水準は1株28円となっておりまして、2020年1月現在の配当利回りは4%前後です。また、特別損失がらみで配当性向が100%を超えてしまった2018年3月期や、新型コロナウイルスの影響を受けた2021年3月期でも、同社の配当はきっちり維持されました。同社の事業報告書には「安定的かつ継続的な配当を基本」と買いてありますので、これからも極端に悪くない業績であれば配当はキープされるものと考えています。
読者代表
業績はややイマイチですが、結果的に28円配当は維持されているんですね。
たっちゃん
そうですね。最新の会社四季報やSBI証券のウェブサイト上では、2021年3月期の配当予想が28円→5円になりそうと掲載されていたのですが、2020年9月15日に28円配当の継続が発表されました。21年3月期のEPS予想は期中は3円でしかなく、ちょっと不安だったのですが、結果的に26円で着地。配当性向100%は超えていますが、減配はやや遠のいたと言えるかもしれませんね。



[7823]アートネイチャー たっちゃん独自レーティング

★★☆☆☆(2021年7月15日現在)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[7823]アートネイチャーの購入単価は678円となっています。2016年12月にポートフォリオ入りして以降、株価の動きはそれほど大きくなく2021年7月時点では★★☆☆☆評価となります。

[7823]アートネイチャー 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

ここでは[7823]アートネイチャーの1年チャート(上)と10年チャート(下)をご紹介します。2014年までは増配傾向で業績も堅調であったため、株価はかなり好調な推移となっていましたが、その後は業績の低迷とともに株価が大きく下落してしまいました。2020年の波乱相場では501円まで株価が下落する場面がありましたが、28円の配当を維持するという発表で、株価をやや戻していますね。

[7823]アートネイチャー 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標

PER11.12倍
PBR0.95倍
ROE7.5%
予想配当利回り3.72%
最終データ更新日2023年6月28日
 EPS(円)配当金(円)期末配当利回り(%)
2024年3月期(予想)67.728-
2023年3月期41.5→57.0→58.0283.57
2022年3月期32.4→37.5283.89
2021年3月期14.1→3.7→26.0283.97
2020年3月期61.4→47.4284.35
2019年3月期43.6→57.2284.42
2018年3月期25.0→27.2283.93
2017年3月期42.130 記4.03
2016年3月期52.4282.76
2015年3月期68.227.52.50
2014年3月期97.627.5 記1.87
2013年3月期72.9253.14
2012年3月期50.9255.15

[7823]アートネイチャー 過去の受け取り配当金 まとめ

 保有株数1株配当(円)今回の税引後配当金(円)税引後の累計配当金(円)
2023年3月期 期末500145,92855,724
2023年3月期 中間500145,92849,796
2022年3月期 期末500145,92843,868
2022年3月期 中間500145,92837,940
2021年3月期 期末500145,92832,012
2021年3月期 中間500145,92826,084
2020年3月期 期末500(+200)145,92820,156
2020年3月期 中間300143,55714,228
2019年3月期 期末300143,55710,671
2019年3月期 中間300143,5577,114
2018年3月期 期末300143,5573,557
名称各ネット証券のおすすめポイント
最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。