上場インデックスファンド豪州リート[1555]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

1555豪州リートアイキャッチ画像

この記事では、オーストラリア市場に上場しているリート指数に連動するように作られている指数である『S&P/ASX200 A-REIT指数』に連動する投資成果を目指している日興アセットマネジメント社のETFである、[1555]上場インデックスファンド豪州リートの特徴とひとくちコメント並びに投資口価格推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。




[1555]上場インデックスファンド豪州リート 特徴

上場インデックスファンド豪州リート[1555]はその名前からも明らかなとおり、オーストラリアのリートに投資することとなっている指数であるS&P/ASX200 A-REIT指数に連動するように構成されている商品です。この指数は、オーストラリアの市場に上場しているリートの銘柄について、時価総額の比率で加重平均して指数化しています。

[1555]上場インデックスファンド豪州リート 主要データ(2021年9月)

  1. 投資対象:オーストラリアのリート
  2. 参考指数:S&P/ASX200 A-REIT指数
  3. 決算日:年6回(1,3,5,7,9,11月)
  4. 信託報酬:0.495%
  5. 分配利回り:3.2%

[1555]上場インデックスファンド豪州リート 資産種類別の投資割合(2021年8月)

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[1555]上場インデックスファンド豪州リート 上位の投資銘柄(2021年8月)

  1. GOODMAN GROUP
  2. SCENTRE GROUP
  3. MIRVAC GROUP
  4. DEXUS
  5. STOCK LAND

[1555]上場インデックスファンド豪州リート ひとくちコメントとQ&A

国内では個別銘柄への投資はちょっと行いにくい海外リート。基本的には『個別銘柄への投資』を本線と考えている私も、海外リートクラスだけは全てがETFを経由しての投資となっています。

さて、海外リートクラスに投資するにあたっては、本当であれば『米国リート』だけでも十分だという気持ちはあるのですが、あのアメリカでも万一の事があるかもしれません。また、オーストラリアは先進国ではあるのですが、他の先進国に比べると米国の影響を受けにくいのではないかと思っています。そのため、海外の投資先としてはアメリカに次いで投資を行っている国となっています。

読者代表
[1555]上場インデックスファンド豪州リートの魅力を教えてください。
たっちゃん
[1555]上場インデックス豪州リートの魅力といえばその高い利回りです。と思っていたのですが、最近はオーストラリアのリートだからと言って高利回りではなくなってしまいました。2021年9月現在の予想利回りは3.2%程度となっています。国内のリートの予想利回りが2021年9月10日現在で3.4%程度ですので、日豪リートの利回り差はほとんどなくなっていますね。

参考商品:三菱UFJ国際-オーストラリア・リート・オープン(毎月決算型)

最近は、インデックス型投資信託の低コスト化が進んでいるので、必ずしも上場ETFが優れているとは言い切れないのですが、もし、皆さまが「オーストラリアのリートにだけ投資したい」というのであれば、SBI証券検索したところ5件しか該当の商品がありませんでした。

上記のリンク先でご紹介している三菱UFJ国際-オーストラリア・リート・オープン(毎月決算型)は、そのうちの1つでありまして、年率の信託報酬は0.88%というのはまだしも、今のご時世に買付手数料が2.7%もかかってしまうんですよね。そのため、実際に買うのは得策ではないと思いますが、商品ページにあるレポートなどは投資に役立つと思いますので、興味のある方はこのページと合わせてご覧いただければと思います。

読者代表
オーストラリアのリートは商業施設に投資する銘柄が多いのですね。
たっちゃん
そうですね。国内のリートであれば、インデックスの構成銘柄を見るとオフィス系への投資が4割を超えることになってしまうのですが、オーストラリアのリートの場合は商業施設への投資が高めとなってしまいます。国内のリートが保有する商業施設、オーストラリアのリートが保有するオフィスはどちらも1割台というのも面白いデータですよね。日本とオーストラリアで商業施設とオフィスへの気合いの入れかたが真逆ということですからね。




[1555]上場インデックスファンド豪州リート たっちゃん独自レーティング

★★☆☆☆(2021年9月10日現在)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[1555]上場インデックスファンド豪州リートの購入単価は1,503円となっています。2020年に入って大きく下落したところで、一旦個人口座で損切りし法人口座で購入するというインチキ(?)で、購入単価が1,060円に下がりましたが、他の銘柄の影響で予想よりも法人の赤字が大きくなってしまったため、法人→個人にリターンして益出し。購入単価がまた高くなってしまいました。2021年9月現在は一旦全株売ってしまっていますが、継続保有していたと仮定すれば★★☆☆☆評価です。

[1555]上場インデックスファンド豪州リート 過去1年間&10年間の株価推移

※ 上記の株価チャートはヤフーファイナンスから引用

※ 上記の株価チャートはヤフーファイナンスから引用

アベノミクス相場前夜までは円高にリート安のダブルパンチとなっていた[1555]上場インデックスファンド豪州リート。オーストラリア系の商品は過去を振り返ると大荒れになったこともありましたが、2015年以降は比較的安定的な推移ではないでしょうか。この間、為替レートもオーストラリアリート指数も値動きがないわけではないのですが、それらが中和されて2020年2月までの平穏な相場では上記のような小さめの値動きとなっていました。

しかし、2020年2月下旬からの新型コロナウイルス感染拡大の影響により[1555]上場インデックスファンド豪州リートも大打撃。52週高値から安値まで55%というびっくりするほどの下落。国内外株式よりも大きな下げとなってしまいました。その後は大きく投資口価格を戻しています。

[1555]上場インデックスファンド豪州リート 過去の受取分配金

 保有口数1口分配(円)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2021年8月1,5009.211,687626,618
2021年6月1,500(-300)9.111,560614,931
2021年4月1,800(-1,100)9.314,177603,371
2021年2月2,9009.222,594589,194
2020年12月2,9009.423,086566,600
2020年10月2,9009.423,086543,514
2020年8月2,9009.523,331520,428
2020年6月2,900(+600)9.623,577497,097
2020年4月2,300(-1,600)9.417,228473,520
2020年2月3,9009.027,970456,292
2019年12月3,900(-250)9.228,591428,322
2019年10月4,150(-240)9.130,094399,731
2019年8月4,3909.334,102369,637
2019年6月4,3909.234,203335,535
2019年4月4,390(-120)9.434,947301,332
2019年2月4,510(+200)9.235,138266,385
2018年12月4,3109.233,580231,247
2018年10月4,3109.434,310197,667
2018年8月4,3109.233,580163,357
2018年6月4,3109.333,945129,777
2018年4月4,3109.232,17795,832
2018年2月4,3109.031,47863,655
2017年12月4,3109.232,17732,177

[1555]上場インデックスファンド豪州リート 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2020年1~12月分56.33.55
2019年1~12月分55.43.35
2018年1~12月分55.33.67
2017年1~12月分55.13.20
2016年1~12月分55.03.43
2015年1~12月分51.03.25
2014年1~12月分46.32.92
2013年1~12月分46.83.69
2012年1~12月分48.23.93
本当は隔月分配型の商品です
本当は隔月分配型の[1555]上場インデックスファンド豪州リートですが、2月毎に表を1行使っているとめちゃくちゃ縦に長い表になってしまいますので、敢えて1年分毎の分配をまとめて表示しています。日興アセットマネジメントのETFらしく、一貫して安定した分配水準となっていますね。
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。