チャイナ・モバイル[00941]の事業内容・業績と株価と配当金の推移

この記事では、中国国内で50%台の携帯電話契約シェアを誇っており、その契約件数は10億件に迫る勢いとなっている『ディフェンシブ株』の一角である[00941]チャイナ・モバイルのひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。

[00941]チャイナ・モバイル 2021年1月 米国上場廃止のドタバタ劇

ニューヨーク証券取引所（NYSE）は1日までに、中国の通信大手3社の上場廃止に向けた手続きを始めると発表した。トランプ米政権が2020年11月に米投資家による一部の中国株購入を制限する大統領令に署名したことを受けた措置だ。(日本経済新聞1月3日朝刊より)

たっちゃんさんが持っている香港株とは関係ないですが、米国市場のチャイナ・モバイルは上場廃止になってしまうんですね。

そうですね。上でご紹介している日本経済新聞の報道によると、チャイナ・モバイルを含む中国の大手3社は米国の上場企業として適格ではないとして、1月7日か11日にも上場廃止の見込みとなってしまいました。

と思っていたら、やっぱり上場廃止はしないことになりそうですね。

そうですね。最初の報道がなされてから間もないアメリカ時間の2021年1月4日に、ニューヨーク証券取引所は、中国の通信大手3社の上場廃止を撤回すると発表しました。上場廃止の措置自体、経済的に寛容な国であるアメリカらしくないなと感じていたのですが、この短期間のドタバタ劇もアメリカらしくないと感じました。

と思っていたら、やっぱり上場廃止することになりそうなんですね。

そうですね。今後は、アメリカ時間の2021年1月6日に、ニューヨーク証券取引所は「やっぱり上場廃止しようかな」と発表しました。こんなに二転三転するのはアメリカらしくないですよね。今度こそ「上場廃止」で確定となるのでしょうか。

[00941]チャイナ・モバイル 事業内容の紹介

上記の画像は[00941]チャイナ・モバイルのトップページから引用

チャイナ・モバイル[00003]は前述の通り、中国国内の携帯電話契約シェアの5割台を握っており、中国最大のモバイル通信業者であるとともに、世界最大のモバイル通信業者でもあります。

最近の[00003]チャイナ・モバイルといえば、2020年に次世代の通信規格である「5G」関連で国内に約1千億円の投資をしたことが挙げられます。

国内では最近、通信業者が儲かりすぎだということで槍玉に挙げられていますが、その収益は次世代の通信設備にもあてられるわけですので、あまり通信業者を狙い撃ちにすると国内の通信環境が外国に比べて遅れてしまうのでは？と少し心配しています。

[00941]チャイナ・モバイル 事業別の売上高構成

[00941]チャイナ・モバイル ひとくちコメントとQ&A

業績の方も、配当の方も比較的安定した推移となっている点に注目してポートフォリオ入りした[00941]チャイナ・モバイル。2019年に入ってから株価推移がかなりイマイチとなってしまっておりまして、配当利回りは18年末ごろの4%そこそこから、2021年1月時点では7%台まで上昇してきています。

[00941]チャイナ・モバイルというと通信業界。今話題のファーウェイのことは気になりませんか？

そうですね。[00941]チャイナ・モバイルは前述の通り、中国国内で5Gの設備投資を進めていまして、同社の国内投資の5割以上をファーウェイが受注しているんだそうです。正直なところ、米中のゴタゴタのことは気になりますが、自分があれこれ考えても世界は変わるわけではありません。ということで、現状の[00941]チャイナ・モバイルは高配当株式として、あまり深く考えずに投資を続けることにしたいと思っています。

[00941]チャイナ・モバイル たっちゃん独自レーティング

★☆☆☆☆(2021年1月3日現在)

[00941]チャイナ・モバイル 過去5年間の株価推移

上記の株価価格チャートはSBI証券より 2021年1月3日記録

2020年春の波乱相場で新たにポートフォリオ入りした[00941]チャイナ・モバイル。ここまでの業績は私好みの超まったり推移な同社なのですが、貿易摩擦からみのあれやこれやが嫌気されており、過去5年間の株価はじり安展開となっていますね。

[00941]チャイナ・モバイル １株あたり純利益・配当金の推移と主要指標

[00941]チャイナ・モバイル 過去の受取配当金のまとめ

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最終更新日	2021年1月27日
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