この記事では、通信機器のメーカーとしては世界最大手であり、最近は株主還元を強化中の高配当銘柄[CSCO]シスコシステムズのひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。以前は『配当よりも成長投資を』というイメージがある同社だったのですが、2013年7月期からは配当による還元を強化しておりまして、今では堂々たる高配当株式となりました。
目次
[CSCO]シスコシステムズ 事業内容の紹介

上記の画像は[CSCO]シスコシステムズのトップページから引用
シスコシステムズ[CSCO]は、通信機器のメーカーとしては世界的に超有名な会社です。特に、インターネット接続に用いられるルータやワイヤレス接続関連の機器の販売に力を入れており、特に意識しなくとも実はオフィスや家で使っている商品が同社の商品だったという方も少なくはないのではないかと思います。
ここまでは、世界的なインターネット需要の拡大とともに、業績が伸びて行くという構図だった同社ですが、最近はさすがに主力商品のルータなどはやや減速の傾向にあるようです。しかしながら、最近同社が力を入れているデータセンターなどのサービス部門が業績を下支えしているようですね。そのようにウマく業態を少しずつ変えられるのが、さすが米国大手の企業だという印象です。
[CSCO]シスコシステムズ 地域別の売上高の構成
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[CSCO]シスコシステムズ ひとくちコメントとQ&A
シスコシステムズ[CSCO]は、かつてはITバブルの象徴的な銘柄の1つとして株価が爆上げした事もありました。その後、2010年台の最初頃までは株主還元よりも成長をというイメージの同社だったのですが、最近は以前のような高成長は見込めないと判断したのか、以前よりは配当による株主還元に積極的になってきています。




[CSCO]シスコシステムズ たっちゃん独自レーティング
★★★★★(2018年3月14日現在)
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね
- ★★★★★:含み損益上位20%まで
- ★★★★☆:含み損益上位40%まで
- ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
- ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
- ★☆☆☆☆:含み損益下位20%
となるように計算したものです。たっちゃんの[CSCO]シスコシステムズの購入単価は23.66$となっています。私の米国株ポートフォリオは株価の上がり方がイマイチな通信株、公共事業株に偏ってしまっていますが、その中で同社のように株価が堅調で、かつ、高配当であるという銘柄は貴重な存在と言えるのかもしれませんね。
[CSCO]シスコシステムズ 過去5年間の株価推移
上記の株価チャートはヤフーファイナンスから引用
2013年には一時16$を割る場面もあった[CSCO]シスコシステムズの株価。その一方で、最近は株価の値動きが非常に堅調でありまして、2018年3月現在では当時の3倍近くにまで株価が上昇して来ています。四半期業績を見る限りは、ここまで株価が上がるようにも思えませんが、素人の私では知り得ないような何かがあるんでしょうね。なお、今年度については税制改革の影響で見た目は赤字決算予想となっています。
[CSCO]シスコシステムズ 過去の受取配当金のまとめ
保有株数 | 1株配当($) | 今回の税引後配当金($) | 今回の税引後配当金(円) | 税引後の累計配当金(円) | |
---|---|---|---|---|---|
2018年1月 | 190 | 0.29 | 42.02 | 4,476 | 4,476 |
[CSCO]シスコシステムズ 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標
PER | 赤字予想のため算出なし |
PBR | 4.2倍 |
ROE | 14.8% |
ベータ値 | 1.28 |
予想配当利回り | 2.92% |
最終データ更新日 | 2018年3月14日 |
EPS($) | 配当金($) | 期末配当利回り(%) | |
---|---|---|---|
2012年7月期 | 1.49 | 0.28 | 1.76 |
2013年7月期 | 1.86 | 0.62 | 2.42 |
2014年7月期 | 1.49 | 0.72 | 2.85 |
2015年7月期 | 1.75 | 0.80 | 2.81 |
2016年7月期 | 2.11 | 0.94 | 3.08 |
2017年7月期 | 1.92 | 1.10 | 3.47 |