フロンティア不動産投資法人[8964]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

8964フロンティア不動産投資法人銘柄紹介

この記事では、天下の[8801]三井不動産がスポンサーについている商業施設特化系のリートである[8964]フロンティア不動産投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。

フロンティア投資法人[8964]は、元々はあの[2914]日本たばこ産業系のリートとして誕生したものです。当時はあまり疑問に思いませんでしたが、今になって思うとJT系のリートというのはちょっと不思議な印象を受けますよね。その後、2008年に[8801]三井不動産に運用会社の株式が譲渡され、今は[8801]三井不動産系の商業リートという事になっています。




[8964]フロンティア不動産投資法人 特徴

8964フロンティア投資法人トップページ画像

上記の画像は[8964]フロンティア不動産投資法人のウェブサイトから引用

フロンティア投資法人[8964]は商業施設に特化したリートです。同社の公式ページを見てみると、一番重要な目標の1つに『中長期にわたり安定的な収益を確保する事』とありますね。過去、リーマンショックなどでビジネス環境が揺れ動く時期もありましたが、同社の分配はそんな出来事をもろともせず、安定した水準を維持できました。ただ、最近の景気が好調な局面でもそれほど分配金が伸びないという欠点はありますけどね。

読者代表
[8964]フロンティア不動産投資法人の投資物件の特徴を教えてください。
たっちゃん
昨今はイトーヨーカドーの店舗縮小のニュースもあり、商業施設を対象としたリートはやや元気がないという状況です。しかし、同社の場合は『地域一番店』に投資することを基本としているので、その地域の消費者から支持されている施設が多いという特徴があります。ジョイフルタウン岡山(イトーヨーカドー岡山店)のように、昔は流行っていたけれども、近所に巨大なイオンモールが出来たため状況が変わったという例がありますが、同物件はうまく売り抜けられましたし、そういう事があっても過度には気にしない事としています。
読者代表
[8964]フロンティア不動産投資法人の分配水準はなぜ安定しているのでしょうか?
たっちゃん
商業施設を投資対象とするリートの場合テナントとの『長期固定賃料』を設定していることが多いんですよね。[8964]フロンティア不動産投資法人の場合の契約期間は平均で20年となっています。これが故に、景気の変動に大きく左右される事なく安定したキャッシュフローを維持し、その結果分配水準も安定する傾向にありますね。

[8964]フロンティア不動産投資法人 地域別の投資割合

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[8964]フロンティア不動産投資法人 物件タイプ別の投資割合

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[8964]フロンティア不動産投資法人 上位の投資物件

  1. イオンモールナゴヤドーム前
  2. ゆめタウン広島
  3. 池袋グローブ
  4. 池袋スクエア
  5. イオンスタイル品川シーサイド

[8964]フロンティア不動産投資法人 イオンモールナゴヤドーム前はここにあります

[8964]フロンティア不動産投資法人 ひとくちコメントとQ&A

天下の三井不動産系列の商業リートである[8964]フロンティア不動産投資法人。同社が三井不動産系列になったのは2008年の事です。

ちなみに、国内商業リートの世界でダントツトップのライバルだった[8953]日本リテールファンド投資法人は、他法人との合併で総合リートである[8953]日本都市ファンド投資法人にリニューアルしました。とはいえ、2021年9月現在も依然商業施設への投資が中心となっています。

そのほかに、いわゆる商業施設中心のリートは同法人と[3453]ケネディクス商業リート投資法人に[3292]イオンリート投資法人くらいですね。少し保有比率が低めのところまで許容すると[8968]福岡リート投資法人も商業系と呼べるかもですけどね。

読者代表
[8964]フロンティア不動産投資法人の魅力を教えてください
たっちゃん
[8964]フロンティア不動産投資法人は、前述したことと被ってしまいますが、何と言ってもその分配水準が安定している事が魅力的であると言えるでしょう。郊外型の物件がやや多いので、リート全体の平均利回りに比べると利回りが高めとなっていることも魅力の1つであると言えると思います。




[8964]フロンティア不動産投資法人 たっちゃん独自レーティング

★★★☆☆(2021年9月16日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[8964]フロンティア不動産投資法人の購入単価は316,000円となっています。リート絶好調の時代は購入時から倍も?という場面があったのですが、2020年に入って含み損転落の場面もありました。現在は★★★☆☆評価です。

[8964]フロンティア不動産投資法人 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

ここで[8964]フロンティア不動産投資法人の過去1年間(上)と過去10年間(下)の株価チャートをみておきたいと思います。かつて、60万円台での推移のこともあった同社の投資口価格。2021年には久しぶりに50万円台に乗せる場面があったものの、最近は40万円台での推移が続いています。

[8964]フロンティア不動産投資法人 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2023年12月期(予想)10,5004.47(9/13現在)
2023年6月期10,990→11,1094.74
2022年12月期10,990→11,1224.34
2022年6月期10,970→11,1174.25
2021年12月期10,750→10,9724.42
2021年6月期10,540→10,7474.14
2020年12月期10,110→10,4485.24
2020年6月期10,600→10,7666.32
2019年12月10,520→10,5264.61
2019年6月期10,4904.56
2018年12月期10,180→10,2824.73
2018年6月期10,080→10,1944.58
2017年12月期10,080→10,1464.63
2017年6月期10,0224.32
2016年12月期9,9033.97
2016年6月期9,6943.63
2015年12月期9,6954.00
2015年6月期9,3603.42
2014年12月期9,7073.53
2014年6月期10,2113.71
2013年12月期9,4053.62
2013年6月期9,1744.03
2012年12月期9,1914.87

[8964]フロンティア不動産投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ

 保有口数1口分配(円)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2023年6月期311,10928,223297,503
2022年12月期3(+1)11,12228,256269,280
2022年6月期211,17018,829241,024
2021年12月期210,97218,584222,195
2021年6月期2(-1)10,74718,203203,611
2020年12月期310,44826,544185,408
2020年6月期310,76627,352158,864
2019年12月期310,52626,742131,512
2019年6月期310,49026,972104,770
2018年12月期310,28226,12277,798
2018年6月期310,19425,89951,676
2017年12月期310,14625,77725,777
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。