日本ビルファンド投資法人[8951]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

8951日本ビルファンド投資法人

この記事では、超大手不動産開発企業の[8801]三井不動産系列のオフィス専業リートである[8951]日本ビルファンド投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。

日本ビルファンド投資法人[8951]は2001年に東証に上場した国内で最初のリート銘柄です。私としては、リートはまだまだ新しい投資商品という印象なのですが、それでももうおおよそ20年も過ぎているんですね。私のポートフォリオでは国内リートに11%投資することとしており、日本ビルファンド投資法人[8951]も長年PFの保有銘柄の1つとしてお世話になっています。

配当金生活のたっちゃんのポートフォリオ運用方針

2024.10.01




[8951]日本ビルファンド投資法人 特徴

8951日本ビルファンドトップページ画像

上記の画像は[8951]日本ビルファンド投資法人のトップページから引用

日本ビルファンド投資法人[8951]はオフィスビルに特化したリートです。その中でも、競争力の高い優良なオフィスビルに投資するために、結果的に東京都心5区への投資比率が高くなっています。現在は取得価格ベースで50%程度が東京都心の物件となっています。

読者代表
[8951]日本ビルファンド投資法人の資産規模は1兆円を超えているのですね
たっちゃん
はい、おっしゃるとおり2021年9月21日時点で同社の総資産額は約1.37兆円となっています。2020年3月の急落以降、時価総額は1兆円を割ってしまっていることもありましたが、この記事を更新している時点では、時価総額1.2兆円前後での推移となっています。
読者代表
新型コロナウイルス感染拡大以降、オフィス縮小のムードがありますが、不安ではないですか?
たっちゃん
確かに、新型コロナウイルスの感染拡大以降、オフィスの縮小というニュースが時折見られるようになりましたね。今回の騒ぎを機に、一気にテレワークが広まるのか、それとも感染騒ぎが落ち着けば元どおりになるのかはわかりませんが、オフィスの需要がある程度影響を受ける可能性は高いと思います。実際のところ、優良物件が多い同社も稼働率は徐々に下がってきていますね。

[8951]日本ビルファンド投資法人 地域別の投資割合

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[8951]日本ビルファンド投資法人 上位の投資物件

  1. 新宿三井ビルディング
  2. NBF大崎ビル
  3. 六本木ティーキューブ
  4. ゲートシティ大崎
  5. グラントウキョウサウス

[8951]日本ビルファンド投資法人 NBF大崎ビルはここにあります

[8951]日本ビルファンド投資法人 ひとくちコメントとQ&A

天下の三井不動産系列のオフィスリートである[8951]日本ビルファンド投資法人。国内で最初に上場したリートであり、上場約20年が経過した2021年時点でも時価総額No.1の地位は守り続けています。親会社が[8801]三井不動産であることも含め、あまりにも評価が高すぎるため、分配利回りの面では割高(=利回りは低い)という感は否めないのですが、安心して保有できる銘柄の1つであるという事は確かですね。

読者代表
[8951]日本ビルファンド投資法人の分配金は意外に大きく変動しますよね。
たっちゃん
一般的にオフィスの賃料は景気の変動の波を受けやすいと言われています。そのため、景気の浮沈によって分配金が変動しやすいんですよね。一方、商業施設は契約期間が長期に渡ること、住宅については景気の変動の波を受けにくいことから分配金は変動しにくい傾向にあります。一般的にオフィス銘柄は景気が悪い時に買って、好景気で売るというのが理想ではありますが、それを実践するのは難しいですよね。



[8951]日本ビルファンド投資法人 たっちゃん独自レーティング

★★★★★(2021年9月21日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[8951]日本ビルファンド投資法人の購入単価は368,500円となっています。下の長期の投資口価格推移チャートを見ると、400,000円を下回っている期間はそれほど多くありませんでしたので、私にしては珍しく良い所で買えているのではないかと思います。2020年3月の急落を受けても相対的には踏ん張っている方で、★★★★★評価は続きます。

[8951]日本ビルファンド投資法人 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

オフィス系のリートは住宅や商業系リートに比べると分配金のブレが大きいのですが、それでも通常の株式に比べるとその業績の変動は非常にまったりしたものです。そのため、本来であれば投資口価格もまったり推移すべきだと思うんですよね。

00年代は、リートの投資口価格はむしろ株式よりも変動が激しいという印象でしたが、2014年以降は2019年のREIT大躍進のターンの時と、コロナショックの一時的な下落を除くと比較的落ち着いています。

[8951]日本ビルファンド投資法人 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2022年6月期(予想)13,0003.96(3/17現在)
2021年12月期11,500→11,8483.54
2021年6月期11,350→11,6843.37
2020年12月期11,0003.68
2020年6月期10,720→10,9863.58
2019年12月期10,950→11,0112.77
2019年6月期10,440→10,5602.86
2018年12月期10,100→10,2832.98
2018年6月期9,620→9,6503.02
2017年12月期9,210→9,3703.40
2017年6月期9,1293.18
2016年12月期8,8672.74
2016年6月期8,3972.65
2015年12月期8,0362.79
2015年6月期7,7872.91
2014年12月期7,6812.54
2014年6月期8,1522.75
2013年12月期8,6452.83
2013年6月期8,4272.94
2012年12月期7,8773.53

[8951]日本ビルファンド投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ

 保有口数1口分配(円)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2022年6月期113,47611,413154,748
2021年12月期111,84810,034143,335
2021年6月期1(-1)11,6849,895133,301
2020年12月期211,00018,631123,406
2020年6月期210,98618,607104,775
2019年12月期211,01118,65086,168
2019年6月期210,56017,88667,518
2018年12月期210,28317,41749,632
2018年6月期29,65016,34532,215
2017年12月期29,37015,87015,870
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。