産業ファンド投資法人[3249]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

3249産業ファンド投資法人

この記事では、三菱商事とユービーエス・リアルティ株式会社がスポンサー企業となっている物流系のリート[3249]産業ファンド投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。




[3249]産業ファンド投資法人 特徴

3249産業ファンドトップページ画像

上記の画像は[3249]産業ファンド投資法人のトップページから引用

私としては、物流リートの1つであると考えている[3249]産業ファンド投資法人。ただ、実際の同社は『産業用不動産特化型リート』と名乗っておりまして、実際に物流施設への投資割合は下記でご紹介しているように5割台にとどまっていることから、確かに物流リートと言い切ってしまうのは語弊があるように思います。

[3249]産業ファンド投資法人 用途別保有資産

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[3249]産業ファンド投資法人 地域別保有資産

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[3249]産業ファンド投資法人 上位の投資物件

  1. IIF 羽田空港 メインテナンスセンター
  2. IIF 湘南 ヘルスイノベーションパーク
  3. IIF 神戸 地域冷暖房センター
  4. IIF 東雲 ロジスティクスセンター
  5. IIF 大阪住之江 ロジスティクスセンターI
  6. IIF 福岡箱崎ロジスティクスセンターⅡ

[3249]産業ファンド投資法人 IIF 羽田空港 メインテナンスセンター

物流施設以外にもインフラ不動産などに投資を行っている[3249]産業ファンド投資法人。主要物件を見てみると、1位の物件と2位の物件はインフラ不動産となっています。そのうち、1位のIIF 羽田空港 メインテナンスセンターは、東京モノレールの新・整備場駅という駅に直結している施設ですね。借主は[9201]日本航空となっています。代替はききにくそうな施設ですが、同社が元気な限りは安定した収益を生み出してほしいものですね。

[3249]産業ファンド投資法人 ひとくちコメントとQ&A

かつての[3249]産業ファンド投資法人は、2011年から3年連続で増資を行い、そのたびに分配金水準が上昇するという魔法のような増資で私自身がブログ内で絶賛していたこともありました。さすがに、最近は物流施設などの価格も上がってしまい、かつてのような魔法はきかなくなってしまいましたが、それでも、2021年現在では比較的堅実な運営がなされているように思います。

読者代表
第27期の分配金は最低水準から2倍程度になっているんですね。
たっちゃん
そうですね。金融危機の前後で分配水準を減らして、その後、まだその時の水準に復帰できていないリートもある中で、同社は2010年の分配水準の底と比較すると分配水準が2.5倍程度に達しています。前述のように、増資して物件を取得し、分配金も増加という魔法の増資を連発したおかげであると言えますね。そのおかげで、保有口もかなり高いところで利益確定できたという印象です。




[3249]産業ファンド投資法人 たっちゃん独自レーティング

★★★★★(2021年5月11日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[3249]産業ファンド投資法人の購入単価は43,696円です。2021年5月時点での騰落率は、保有全銘柄の中でトップクラスであり、レーティングは余裕の★★★★★となります。

[3249]産業ファンド投資法人 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

ここで[3249]産業ファンド投資法人の過去1年間(上)と過去10年間(下)の株価チャートをみておきたいと思います。保有リートの中ではトップの成績の同社。2015年以降はなだらかな右肩下がりの投資口価格推移となっていましたが、2019年以降は、2020年3月の波乱相場の時を除き、びっくりするほどの上昇率となっています。

[3249]産業ファンド投資法人 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2023年7月期(予想)3,0844.07(4/17現在)
2023年1月期3,070→3,1224.34
2022年7月期3,1003.35
2022年1月期3,046→3,0603.18
2021年7月期3,178→3,2663.08
2021年1月期3,158→3,2013.40
2020年7月期2,800→2,8322.87
2020年1月期3,0853.64
2019年7月期2,9334.12
2019年1月期2,680→2,7234.68
2018年7月期2,689→2,7164.50
2018年1月期2,5714.12
2017年7月期(7ヶ月決算)2,9194.01
2016年12月期2,4423.51
2016年6月期2,3983.35
2015年12月期2,3313.24
2015年6月期2,1993.18
2014年12月期2,1143.05
2014年6月期2,0773.66
2013年12月期2,0063.66
2013年6月期1,9563.24

[3249]産業ファンド投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ

 保有口数1口分配(円)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2023年1月期8(+3)3,12221,151215,021
2022年7月期53,10013,255193,870
2022年1月期53,06012,957180,615
2021年7月期53,26613,830167,658
2021年1月期5(-2)3,20113,554153,828
2020年7月期72,83216,788140,274
2020年1月期7(-3)2,96617,583123,486
2019年7月期10(-2)2,89424,508105,903
2019年1月期122,72327,67281,395
2018年7月期12(4分割)2,71627,60153,723
2018年1月期310,28226,12226,122
2018年2月1日に投資口分割を行なっています
産業ファンド投資法人[3249]は2018年2月1日に1:4の投資口分割を行なっています。上記の表は、2018年1月の受取分配金について1:4の分割前の数字となっていますので、ご注意ください。
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。