グローバル・ワン不動産投資法人[8958]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

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この記事では、国内では初期に上場しているオフィス系のリートの1つで、明治安田生命や近鉄グループなど国内の金融系の大手各社がスポンサーとして名を連ねている[8958]グローバル・ワン不動産投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。




[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 特徴

8958グローバル・ワン不動産投資法人トップページ画像

上記の画像は[8958]グローバル・ワン不動産投資法人のトップページから引用

国内を代表する生命保険会社の1つである明治安田生命など国内の大手金融グループ+近鉄グループがスポンサーとして名を連ねている[8958]グローバル・ワン不動産投資法人。規模の拡大に積極的でなかったため、2020年6月現在ではどちらかというと小規模なリートになってしまいましたが、上場順位は8番目であり運営年数でいうと老舗のリートということになりますね。

読者代表
[8958]グローバル・ワン不動産投資法人は長らく増資をしていなかったんですよね。
たっちゃん
リートの資金調達パターンは必ずしも「増資」に限られているわけではないのですが、実際は増資を行うことで新たな資金を一気に調達し、物件を取得するというのが定番のパターンとなっています。ということで、上場リートの各銘柄については数年に1回の増資が宿命となっています。ただ、[8958]グローバル・ワン不動産投資法人は最後の増資が2007年となっており、それ以降約10年間増資を行っていなかったんですよね。ただ、2017年春に10年ぶりの増資を行い、新規物件を2つ取得してました。その後、2019年にも通算4回目の増資をおこなっています。

[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 地域別の投資割合(2020年12月現在)

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[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 上位の投資物件

  1. 楽天クリムゾンハウス青山
  2. 大手町ファーストスクエア
  3. 明治生命さいたま新都心ビル
  4. ヒューリック豊洲プライムスクエア
  5. 平河町森タワー

[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 楽天クリムゾンハウス青山はここにあります

グローバル・ワン不動産投資法人[8958]は、前述のように資産規模拡大に積極的でなかったため、2020年6月現在では11物件に投資するにとどまっています。ただ、帳簿価額の平均は170億円程度となっておりまして、その平均金額は国内2大オフィスリート([8951]日本ビルファンド、[8952]ジャパンリアルエステイト)を上回っていますね。なお、帳簿価額の1位は青山通りに面している楽天クリムゾンハウス青山となっています。

[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 ひとくちコメントとQ&A

グローバル・ワン不動産投資法人[8958]の資産運用報告書を見ると、以下の5つの特徴が挙げられています。その5つの特徴をここでご紹介しておきたいと思います。

  1. スポンサーとの連携
  2. クオリティの高い物件
  3. ポートフォリオ分散の進展
  4. LTVの適切なコントロール
  5. 分配金の向上
読者代表
[8958]グローバル・ワン不動産投資法人の物件の特徴はどのようなものでしょうか?
たっちゃん
同社のウェブサイトや資産運用報告書でよく述べられている言葉に「近・新・大」という言葉があります。駅から近い物件、新しい物件、規模の大きな物件のことを表している言葉でして、同社の物件自体はこの方針をよく守っていると思います。ただ、このうち「新」についてだけは時の経過とともに色あせて来てしまいますよね。今後も適宜PFの内容を入れ替えて「新」を守り通せるのかに注目しておきたいと思います。




[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 たっちゃん独自レーティング

★★★★☆(2021年8月14日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[8958]グローバル・ワン不動産投資法人の購入単価は91,800円となっています。2015年の投資口価格が高かったところで一旦利益を確定し、2017年3月に買い戻した銘柄なのです。その後、2020年の波乱相場で涙のナンピンを行い、単価が少し下がっています。

[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

ここで[8958]グローバル・ワン不動産投資法人の過去1年間と過去10年間の株価チャートをみておきたいと思います。保有物件数が少ない[8958]グローバル・ワン投資法人なので、大型のテナント退去があったり物件入れ替えで売却益があったりで、投資口価格はともかくとして、意外に分配金変動の激しい銘柄でした。ただ、2016年以降は分配金が安定傾向となっていますね。

[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2023年9月期(予想)3,0385.57(6/19現在)
2023年3月期2,8605.47
2022年9月期2,4264.42
2022年3月期2,400→2,4114.30
2021年9月期2,420→2,4464.22
2021年3月期2,400→2,4454.05
2020年9月期2,400→2,4434.83
2020年3月期2,335→2,3595.20
2019年9月期2,398→2,4403.34
2019年3月期2,145→2,1923.29
2018年9月期2,080→2,1363.65
2018年3月期1,975→2,0413.98
2017年9月期1,9664.29
2017年3月期1,8743.81
2016年9月期1,8393.81
2016年3月期1,4132.52
2015年9月期1,3222.95
2015年3月期2,4264.69
2014年9月期1,5133.91
2014年3月期2,4216.39
2013年9月期1,6604.52
2013年3月期1,8114.07

[8958]グローバル・ワン不動産投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ

 保有口数1口分配(円)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2023年3月期92,86021,798205,544
2022年9月期92,42618,491183,746
2022年3月期92,41118,376165,255
2021年9月期92,44618,643146,879
2021年3月期92,44518,635128,236
2020年9月期92,44318,620109,601
2020年3月期9(+1)2,35917,98090,981
2019年9月期82,44016,53173,001
2019年3月期82,19214,85156,470
2018年9月期82,13614,47141,619
2018年3月期82,04113,82827,148
2017年9月期81,96613,32013,320
名称各ネット証券のおすすめポイント
最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。