この記事では、人によっては『不動産事業を営んでいる』というイメージはそれほどないのではないかと思われる[8591]オリックス系の総合リートである[8954]オリックス不動産投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。
さて、株主優待銘柄兼高配当銘柄で親会社の[8591]オリックスの方が気になるという方は上の記事をご覧いただくとしまして、それはさておき、[8591]オリックスで『不動産』というイメージは一般的にはそれほど浸透していないような気がします。オリックスの本拠地であり、かつ、私の住む関西エリアでは同社系列の分譲するマンションをちょくちょく見かけるんですけどね。皆様のお住まいの地域ではどうでしょうか?
目次
[8954]オリックス不動産投資法人 特徴
オリックス不動産投資法人[8954]は特にその投資対象を限定しない『総合リート』という特徴を有しています。また、投資地域についても特に制限をしている訳ではなく、都心地域を中心としつつも全国津々浦々に物件を保有していますね。
同社の久しぶりの超大型物件として、2017年1月に東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルの1つであるサンルートプラザ東京(現東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート)を、そして2018年2月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン®(USJ)のオフィシャルホテルの1つであるユニバーサルポートを取得しました。一気にホテルの保有比率が上がっていますね。
[8954]オリックス不動産投資法人 資産種類別の投資割合(2021年4月現在)
Powered by TSBA.mobi GoogleGraph Wordpress plugin
[8954]オリックス不動産投資法人 地域別の投資割合(2021年4月現在)
Powered by TSBA.mobi GoogleGraph Wordpress plugin
[8954]オリックス不動産投資法人 上位の投資物件
- ホテルユニバーサルポート
- 東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート
- アークヒルズサウスタワー
- オリックス赤坂2丁目ビル
- ウエストパークタワー池袋
[8954]オリックス不動産投資法人 ホテル ユニバーサルポートはここにあります
2018年に取得した新規物件であるホテル ユニバーサルポート。最近絶好調の大阪USJのオフィシャルホテルの1つですね。最近のUSJで人気のキャラクターの1つであるミニオンズをテーマとしたお部屋が人気です。その詳細が気になるという方は、下記のミニオンズルームの画像をクリックしてみてください。
[8954]オリックス不動産投資法人 東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾートはここにあります
2017年に取得した物件の東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾートは買収額が非常に高く、2017年現在で1位となっていたのですが、その後、さらに高い値段でホテルユニバーサルポートを取得したので2位に落ちてしまっています。どういうホテルか興味のある方は、下記のリンクもご参考いただければと思います。
[8954]オリックス不動産投資法人 ひとくちコメントとQ&A
リートの中では4番目に上場した超老舗の銘柄である[8954]オリックス不動産投資法人。基本的に関西色のある銘柄を好む傾向にある私なので、関西色のある同社は上場初期の頃から延々と保有している銘柄です。15年前の上場初期は1,000億円の資産規模でスタートした同社は、直近の資産規模が6,000億円を超えて来ています。後10年以内には資産1兆円に達しそうですね。
[8954]オリックス不動産投資法人 たっちゃん独自レーティング
★★★★★(2021年5月27日時点)
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね
- ★★★★★:含み損益上位20%まで
- ★★★★☆:含み損益上位40%まで
- ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
- ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
- ★☆☆☆☆:含み損益下位20%
となるように計算したものです。たっちゃんの[8954]オリックス不動産投資法人の購入単価は119,417円となっています。投資口価格の高かったところで6→4口に保有口数を減らし、2020年3月に4→6口に買い戻しを行なっています。そのため、購入単価は上昇し、★★★★★に1段階ダウンとなりました。
[8954]オリックス不動産投資法人 過去1年間&10年間の株価推移
10年前を振り返ると投資口価格が20万円台ということもあった[8954]オリックス不動産投資法人でしたが、その後の下落局面では、逆に5万円強まで下がってしまうこともありました。2019年11月には、一時上場来高値の25万円に届こうか(11/6 246,600円)という場面がありました。
その後、2020年3月以降の新型コロナウイルス相場では一時期10万円を切ったと思ったら、2021年春には20万円台を回復しています。今後も波乱の展開となりそうな予感がしますね。
[8954]オリックス不動産投資法人 1口あたり分配金の推移
分配金(円) | 期末分配利回り(%) | |
---|---|---|
2023年8月期(予想) | 3,740 | 4.22(5/22現在) |
2023年2月期 | 3,900→4,068 | 4.46 |
2022年8月期 | 3,680→3,852 | 4.02 |
2022年2月期 | 3,460 | 4.30 |
2021年8月期 | 3,350→3,553 | 3.62 |
2021年2月期 | 3,490→3,546 | 3.91 |
2020年8月期 | 3,650→3,840 | 4.87 |
2020年2月期 | 3,710→4,058 | 3.96 |
2019年8月期 | 3,580→3,755 | 3.55 |
2019年2月期 | 3,350→3,487 | 3.83 |
2018年8月期 | 3,300→3,489 | 4.02 |
2018年2月期 | 3,160→3,299 | 4.05 |
2017年8月期 | 3,230 | 4.07 |
2017年2月期 | 3,252 | 3.68 |
2016年8月期 | 3,000 | 3.32 |
2016年2月期 | 2,989 | 3.49 |
2015年8月期 | 2,929 | 3.83 |
2015年2月期 | 2,717 | 3.17 |
2014年8月期 | 2,604 | 3.74 |
2014年2月期 | 2,479 | 3.85 |
2013年8月期 | 2,411 | 4.63 |
2013年2月期 | 2,240 | 4.11 |
[8954]オリックス不動産投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ
保有口数 | 1口分配(円) | 今回の税引後分配金(円) | 税引後の累計分配金(円) | |
---|---|---|---|---|
2023年2月期 | 6 | 4,068 | 20,670 | 198,264 |
2022年8月期 | 6 | 3,852 | 19,573 | 177,594 |
2022年2月期 | 6 | 3,460 | 17,581 | 158,021 |
2021年8月期 | 6 | 3,553 | 18,054 | 140,620 |
2021年2月期 | 6 | 3,546 | 18,018 | 122,566 |
2020年8月期 | 6(+2) | 3,840 | 19,512 | 104,548 |
2020年2月期 | 4(-2) | 4,058 | 13,747 | 85,036 |
2019年8月期 | 6 | 3,755 | 19,080 | 71,289 |
2019年2月期 | 6 | 3,487 | 17,718 | 52,209 |
2018年8月期 | 6 | 3,489 | 17,728 | 34,491 |
2018年2月期 | 6 | 3,299 | 16,763 | 16,763 |