阪急阪神リート投資法人[8977]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

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この記事では、関西エリアに強い[9042]阪急阪神HDの阪急グループのリートであり、関西エリアの商業施設中心に投資を行っている[8977]阪急阪神リート投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。なお、[9042]阪急阪神HDの方は別のページでご紹介していますので、興味のある方は合わせてご覧ください。

阪急阪神ホールディングス[9042]の株主優待制度・業績と配当金推移

2019.12.16




[8977]阪急阪神リート投資法人 特徴

8977阪急リートトップページ画像

上記の画像は[8977]阪急阪神リート投資法人のトップページから引用

関西エリアで圧倒的なブランド力を誇る阪急ブランドらしく、関西エリアを中心の投資対象としている[8977]阪急阪神リート投資法人。関西エリアは首都圏に比べると元気がないようにも思えるので、そのことを思うと他の銘柄に比べてちょっとイマイチなリートに見えてしまうのですが、私自身は地元エリアを贔屓したいと思っています。そのため、以前から手厚く投資している銘柄の1つです。

[8977]阪急阪神リート投資法人 用途別保有資産

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[8977]阪急阪神リート投資法人 地域別保有資産

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読者代表
地域別で『梅田』というのはなんとも狭いエリアではないですか?
たっちゃん
梅田というと、JR大阪駅の北東エリアのことでありまして、阪急電車の梅田駅を中心として、阪急関係の施設が多いことで知られています。確かに狭いエリアではあるのですが、関西エリアの中心の1つでもありますし、投資対象としては十分に魅力的なのではないかと思います。[8977]阪急阪神リート投資法人は、このエリアに代表的な商業施設のHEPファイブや、阪急電鉄本社ビルなどを保有していますね。
読者代表
前回の更新まで1%台だった「その他」が急に増えたのですね。
たっちゃん
そうですね。最近の同社は「エリア分散」を旗印にあげていまして、今年に入ってはじめて名古屋と福岡で物件を取得しています。これらの2地域は今の所「その他」に入っているため、前回更新時の1.5%から一気に6.7%にまで比率が上昇してきましたね。

[8977]阪急阪神リート投資法人 上位の投資物件

  1. 汐留イーストサイドビル
  2. 阪急西宮ガーデンズ
  3. 阪急電鉄本社ビル
  4. スフィアタワー天王洲
  5. グランフロント大阪
読者代表
上位物件の1つのスフィアタワー天王洲は一時期ガラガラだったんですよね。
たっちゃん
もともとは[8958]グローバル・ワン不動産投資法人の保有物件だったこの物件。一時期稼働率は40%程度まで落ち込んでいました。グローバル・ワンの売却時のIRで先行きを心配していたこんな物件を買ってきて大丈夫?と心配になったのですが、その後10フロアもまとめて契約してくれる救世主が登場。稼働率は結局90%台にまで上昇しています。これくらいの稼働率であれば、並以上のオフィス物件と言えるのではないでしょうか。
読者代表
大阪駅前の超有名物件であるグランフロント大阪を取得しているんですね。
たっちゃん
そうですね。2018年12月に大阪駅前のランドマークであるグランフロント大阪を取得しています。あのグランフロント大阪を全部取得したのであれば、それはビックリなことですが、今の所は共有持分の4.9%を保有しているにとどまっています。良い物件ではあると思うのですが、今の不動産市況で購入するのはさすがに高すぎなのではないか?と感じるのですが、本当に高値づかみだったのかは、長い目で見ないとわかりませんよね。

[8977]阪急阪神リート投資法人 阪急西宮ガーデンズはここにあります

関西エリアを主力としている[8977]阪急阪神リート投資法人ですが、取得価額ベースで1位となっているのは、東京のオフィスビルである汐留イーストサイドビルなんですね。そして、それに次ぐ2位の物件となっているのが、関西エリアを代表する商業施設の1つである阪急西宮ガーデンズです。最近の阪急・西宮北口駅人気の高さに大きく貢献しているのではないかと思われるこの施設。実は売上規模では全国No.1のショッピングセンターなんだそうです。

[8977]阪急阪神リート投資法人 ひとくちコメントとQ&A

天下の[9042]阪急阪神ホールディングス系のリートというと、関西エリアを中心に多数の物件を保有し、さぞ大規模なものだろうと思ってしまう方の多いと思うのですが、下記のやりとりでもご紹介しているように、実は大・中・小のいずれかで分類すると小型リートであると言えるんですよね。2018年以降は以前に比べると増資の回数が多くなっていますが、それでも資産規模の拡大はまったりとしたペースにとどまっています。

読者代表
天下の阪急グループの割には、その規模はそれほど大きくないのですね。
たっちゃん
基本的には大手系で規模の大きいリートに投資するのを好む私。[8977]阪急リートの阪急グループもスポンサーとしては十分に大手だと思うのですが、老舗の割には規模の拡大ペースが遅く、私の保有しているリートの中では[8979]スターツプロシード投資法人に次いで、2番目に時価総額が小さい銘柄となっています。とはいえ、保有資産は1,700億円規模なので、決して小さい銘柄というわけではないんですけどね。




[8977]阪急阪神リート投資法人 たっちゃん独自レーティング

★★★★☆(2021年9月17日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[8977]阪急阪神リート投資法人の購入単価は105,299円です。2021年9月時点でのレーティングは★★★★☆となりますね。

[8977]阪急阪神リート投資法人 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

ここで[8977]阪急阪神リート投資法人の過去1年間(上)と過去10年間(下)の株価チャートをみておきたいと思います。かつて、25万円程度まで駆け上がることもあった同社の投資口価格も足元では10万円台での推移が続いています。

2020年3月以降のコロナショックで投資口価格は久しぶりに10万円を割り、8万円台まで下がる場面がありました。かつては、5年ほど今の10万円以下の投資口価格だったこともありますし、不況局面なら5桁再来もやむなしかと考えています。

[8977]阪急阪神リート投資法人 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2023年11月期(予想)2,9304.19(8/22現在)
2023年5月期2,930→3,0434.30
2022年11月期2,980→3,0193.95
2022年5月期2,920→2,9613.96
2021年11月期2,890→2,9093.68
2021年5月期2,960→3,0083.89
2020年11月期2,920→3,0094.99
2020年5月期3,170→3,0395.20
2019年11月期3,100→3,1763.68
2019年5月期3,160→3,2114.35
2018年11月期3,000→3,1174.23
2018年5月期2,9524.29
2017年11月期2,800→2,8774.40
2017年5月期2,7173.77
2016年11月期2,6263.52
2016年5月期2,7754.14
2015年11月期2,6204.09
2015年5月期2,5673.47
2014年11月期2,1152.90
2014年5月期2,0773.78
2013年11月期2,1653.99
2013年5月期1,9683.65

[8977]阪急阪神リート投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ

 保有口数1口分配(円)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2023年5月期73,04318,039251,060
2022年11月期73,01917,897233,021
2022年5月期72,96117,553215,124
2021年11月期72,90917,245197,571
2021年5月期73,00817,832180,326
2020年11月期73,00917,838162,494
2020年5月期73,03918,018144,656
2019年11月期7(-2)3,17618,828126,638
2019年5月期9(-2)3,21124,474107,810
2018年11月期113,11729,03683,336
2018年5月期112,95227,49954,300
2017年11月期112,87726,80126,801
名称各ネット証券のおすすめポイント
最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。