この記事は、カメラなどをメインに販売しているカメラのキタムラと写真スタジオのスタジオマリオで有名な[2719]キタムラの過去の受取配当金・事業報告書のまとめ記事です。2018年3月期以降の受取配当の報告、ならびに、過去の事業報告書で気になったネタを時系列でご紹介したいと思います。
なお、[2719]キタムラの銘柄紹介や株主優待の紹介は記事の長さの関係で別ページとしています。興味のある方は、合わせてご覧いただければと思います。
目次
[2719]キタムラ 過去の受け取り配当金 まとめ
保有株数 | 1株配当(円) | 今回の税引後配当金(円) | 税引後の累計配当金(円) | |
---|---|---|---|---|
2018年3月期 期末 | 100 | 20 | 1,594 | 1,594 |
[2719]キタムラ 配当金受領報告と事業報告書
2017年3月期は業績の苦戦で営業赤字にまで落ち込んでしまっていた[2719]キタムラ。株価の方も下がる一方で、ちょっと心配になってしまったのですが、下記でご紹介する大改革もあって2018年3月期の業績は、第三四半期までの数字で減収ながら大増益とかなり改善してきています。前期にやむなく20円→10円に減配してしまった配当も、わずか1期で元の20円に復帰となりました。
[2719]キタムラ 2018年3月期期末 期末配当金と期末報告書
- 保有株数:100株
- 1株配当:20円
- 税引後受取配当金:1,594円
[2719]キタムラ 店舗数は減少傾向のスタジオマリオ
さて、今回の[2719]キタムラの事業報告書からは、同社の写真館である「スタジオマリオ」事業をご紹介することにしたいと思います。
私が[2719]キタムラの株主になろうと思ったきっかけが同社の「スタジオマリオ」の撮影券の株主優待であり、同社がこの事業を行なっていなかったら同社の株主になることはなかったでしょう。
それはさておき、昨年度のスタジオマリオは出店1に対して退店が15もあり、店舗数は14の純減となりました。ただ、そんな中でも既存店は平均で+5.3%の売り上げ増と健闘しておりまして、全体の売上高はほぼヨコヨコでの着地となっていますね。スタジオマリオは、TOBによる上場廃止で株主優待が手元になくなったら使うことはないと思いますが、せっかくの縁なのでこれからも頑張ってほしいと思います。
[2719]キタムラ 2018年3月期中間 中間報告書
事業構造改革の1つとして、2017年2月14日に大胆な店舗の統廃合を発表した[2719]キタムラ。元の店舗数の約1割にあたる129店舗を閉鎖するという大規模な計画には驚きましたが、その後1年が経ってその計画はほぼ達成しています。その他、細かい施策のおかげもあってか、2018年3月期は3Q決算時点で営業利益が約39億円と前期比で5倍以上となっているんですよね。
こんなに短期で改善するなら、もっと前から改善できなかったの?とは思いますが、それでも1年で復活してくれたというのは株主としては喜ぶべきなんでしょうね。
[2719]キタムラ 2017年は年賀状印刷に力を入れていました
記事執筆日の関係で、既に過去の情報となってしまっているのですが、中間報告書の時点からは未来の情報ですね。これによると、2017年の年賀状戦線では前年度比106%の成績を目指していました。最近は年賀状を紙媒体以外でという方も増えていると思います。そんな中、前年度比+を達成するために、業務用の注文増などへ向けた施策を実施していますね。他にも色々と細かい施策をうって、業績の向上に向けて取り組んでいます。
[2719]キタムラ 銘柄解説ページ
[2719]キタムラ 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標
PER | 17.11倍 |
PBR | 1.23倍 |
ROE | 9.2% |
予想配当利回り | 0% |
最終データ更新日 | 2018年7月14日 |
EPS(円) | 配当金(円) | 期末配当利回り(%) | |
---|---|---|---|
2012年3月期 | 25.4 | 10 | 1.93 |
2013年3月期 | 55.2 | 20 | 2.83 |
2014年3月期 | 62.8 | 20 | 3.10 |
2015年3月期 | 25.1 | 20 | 2.59 |
2016年3月期 | 3.9 | 20 | 2.45 |
2017年3月期 | -111.3 | 10 | 1.41 |
2018年3月期 | 33.5→57.4→85.4 | 20 | 2.13 |
2019年3月期(予想) | 71.0 | 0 | - |