iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF[IXP]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

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この記事では、世界各国の主要なコミュニケーションサービスセクターの株式で構成される指数と連動するように組成されている米国上場のETFで、世界No.1のETFとなっているブラックロック社のiシェアーズシリーズの株式ETFの1つ、[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETFの特徴とひとくちコメント並びに投資口価格推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。

なお、この銘柄は以前は[IXP]iシェアーズ グローバル電気通信ETFという名前で上場していました。以前は、通信株が中心のETFだったのですが、2018年のリニューアルによりその陣容がガラッと変わっていますので、これから新規で投資したいという方はご注意いただければと思います。




[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF 特徴

iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF[IXP]は、世界の主要国のコミュニケーションサービスセクターの株式で構成されているインデックスである『S&P グローバル1200コミュニケーションサービス指数 』に連動するように組成されているETFです。iシェアーズのグローバルシリーズは、米国以外の銘柄にも投資するという点が特徴でありますが、その信託報酬が0.46%とちょっと高めな事は欠点の1つですね。

[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF 主要データ(2021年1月時点)

  1. 投資対象:世界の主要国のコミュニケーションサービスセクターの株式
  2. 保有銘柄数:72
  3. 信託報酬:0.46%
  4. ベータ値:0.84
  5. 分配利回り:1.0%
読者代表
[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETFの魅力を教えてください。
たっちゃん
iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF[IXP]の魅力は何と言ってもその高めの分配利回りにあると思います。というのも、もともと旧[IXP]iシェアーズ グローバル電気通信ETFは高配当で知られる通信株を中心とする構成となっており、通信株というと国内外を問わず3~4%台以上の高配当のものが多かったためです。2018年のリニューアル以降は、[FB]フェイスブックや[GOOG]アルファベット(グーグル)が組み入れ上位になってしまったので、今後の高配当は期待できないかもしれませんね。
読者代表
高い分配に期待できないのであれば、[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETFは売ってしまうのでしょうか?
たっちゃん
確かに分配に期待できないのであれば、[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETFはここで売ってしまうのもアリかもしれませんね。ただ、[FB]フェイスブックや[GOOG]アルファベット(グーグル)のような銘柄は、私は個別株としてはどう考えても買うことがありませんので、[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETFのようなETFを通じて少しだけ保有しておくのもアリかなと思っています。

[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF 上位の保有銘柄(2021年1月)

  1. [FB]フェイスブック
  2. [GOOG]アルファベット
  3. [700]テンセント
  4. [DIS]ウォルト・ディズニー
  5. [NFLX]ネットフリックス

[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF 国別投資割合(2021年1月)

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[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF ひとくちコメントとQ&A

iシェアーズ グローバル電気通信 ETF[IXP]は銘柄数を70しか保有していない割には、その信託報酬が0.46%というのは正直な所ちょっと高めに思えてしまいますね。ということで、ここ数年は[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETFの利益確定をすすめ、代わりに個別銘柄で保有するようにしています。

読者代表
iシェアーズ グローバル電気通信 ETF[IXP]の代わりに購入している個別銘柄を教えてください。
たっちゃん
現状では、米国2大通信株の[T]AT&Tと[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズ、そして香港市場で[00941]チャイナモバイルを購入しています。それ以外には、[VOD]ボーダフォングループも日本の証券会社から米国市場を通じて購入できるので、いずれはポートフォリオに組み入れたいと思っています。




[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF たっちゃん独自レーティング

★★★★☆(2021年1月4日現在)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETFの購入単価は63.73$となっています。いわゆる携帯電話系の通信株がメインだった時代は、まさかの含み損街道驀進中でしたが、指数リニューアル後はハイテク株に追い風の展開となり一気にプラ転。保有ETFの中では比較的上位に上がってきました。

[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF 過去5年間の株価推移

IXP投資口価格チャート

上記の投資口価格チャートはSBI証券から引用 2021年1月4日記録

前述のように、毎年3~4%台の分配を安定して受け取れている[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF。過去を振り返ると、突然分配をドーンといただけた事もありましたが、その時に頑張って検索しても理由はよく分かりませんでした。

それはさておき、株価(投資口価格)の方はここ5年ほどはイマイチなんですよね。とはいえ、前述のように構成銘柄がガラッと変わっていますので、これからは投資口価格が伸びていく可能性はあります。一方、配当の少ない銘柄が増えたので、今後は分配利回りには期待できなさそうですね。

[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF 過去の受取分配金

 保有口数1口分配($)今回の税引後受取分配金($)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2020年12月3070.40866195.839,800107,293
2020年6月3070.29708569.637,49097,493
2019年12月3070.447034104.7811,32590,003
2019年6月3070.888864208.3022,43478,678
2018年12月3070.870804203.8822,10156,244
2018年6月3071.295123303.4934,14334,143

[IXP]iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF 1口あたり分配金の推移

 分配金($)期末分配利回り(%)
2020年1~12月分0.7060.95
2019年1~12月分1.3362.18
2018年1~12月分2.1664.32
2017年1~12月分2.0613.39
2016年1~12月分2.3614.02
2015年1~12月分2.2533.89
2014年1~12月分7.448(謎の大量分配)12.39
2013年1~12月分2.3253.40
2012年1~12月分2.7234.76
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。