パブリック・サービス・エンタープライズ[PEG]の事業内容・業績と株価と配当金の推移

pegバブリック・サービス・エンタープライズアイキャッチ画像

この記事では、米国の代表的な株価指数であるS&P500の採用銘柄ではありながら、当ブログの中では比較的地味な中堅上位の公共事業(電力+ガス)株である[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズのひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。




[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズ 事業内容の紹介

PEGパブリック・サービス・エンタープライズトップページ画像

上記の画像は[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズのトップページから引用

米国の中では時価総額で10位前後、売上高では10位台の公共事業株である[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズ。もっと大手の会社ですと、複数の州で営業している会社が多いのですが、同社が営業エリアとしているのはニュージャージー州だけに留まっています。ただ、電力の顧客は230万、ガスの顧客は190万ほどおりまして、これは同州に住んでいる人の4人に3人が同社のサービスを選んでいる事になります。同州では圧倒的シェアですね。

また、同社の発電能力はその6割程度を原子力発電に頼っています。日本では、原子力発電は政策上はっきりしない点があるため、原子力発電所の存在自体がリスクであると思っています。一方、米国では反原発の動きは見られるものの、今のところは原子力発電の比率が高いからといって、そこまで気にする必要はなさそうです。足元の株価推移も好調ですしね。

[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズ 地域別の売上高の構成

Powered by TSBA.mobi GoogleGraph Wordpress plugin

[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズ ひとくちコメントとQ&A

さて、[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズのメインとする事業は、前述のように『電力+ガス』でありまして、典型的な米国の公共株ということになりますね。この系統の会社は業績も配当水準も手堅いことが多く、[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズの場合も日本でいう営業利益ベースで見てみると、業績の変動幅は比較的小さい範囲に留まっています。

読者代表
[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズは110年以上連続で配当しているのですね。
たっちゃん
無配に転落しないというだけであれば、歴史のある企業ならば珍しくない事のような気もするのですが、連続増配系の記録が珍しくないアメリカにおいても、この記録を上回っているのは、国内で数社しかないんだそうです。意外な大記録という訳なんですね。
読者代表
[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズの連続増配記録は17年だそうですね。
たっちゃん
30年以上の連続増配が珍しくない米国ではイマイチな数字に見えてしまいますが、国内で17年以上増配している銘柄は数十もないので、17年連続増配というのも立派ですよね。同社のIRサイトではここ10年で配当水準が47%増加したことがアピールされていました。これから10年でさらに50%程度の配当増はなるのか?に注目したいですね。




[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズ たっちゃん独自レーティング

★★★★☆(2021年9月13日現在)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズの購入単価は43.65$となっています。同社は保有米国電力株の中では上位の含み益水準となっており、全銘柄の中で見たレーティングは★★★★☆ですね。

[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズ 過去5年間の株価推移


※ 上記の株価チャートはヤフーファイナンスより

さて、[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズの過去5年間の株価推移を見てみると概ね25%程度の上昇となっています。私は元々公共系の銘柄には、ヨコヨコ業績・ヨコヨコ株価・堅調な配当を期待している訳なので、ここまでの上昇は予想外の健闘と言えるのではないかと思います。

2020年3月以降の波乱相場では、一時高値から40%以上も下落する場面があったのは、他の米国電力株と似たような展開となっています。とはいえ、同社の業績自体は他の業種に比べると変動がまったりなはずです。株価が大きく下がる局面があれば、買い増しを行いたいですね。

[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズ 過去の受取配当金まとめ

 保有株数1株配当($)今回の税引後配当金($)今回の税引後配当金(円)税引後の累計配当金(円)
2022年4月1020.5442.055,13974,057
2022年1月1020.5139.754,61268,918
2021年10月1020.5139.734,45064,306
2021年7月1020.5139.764,41759,856
2021年4月1020.5139.724,35855,439
2021年1月1020.4938.153,91151,081
2020年10月1020.4938.153,97647,170
2020年7月1020.4938.203,98643,194
2020年4月1020.4938.104,10139,208
2020年1月1020.4736.544,02235,107
2019年10月1020.4736.633,97131,085
2019年7月1020.4736.643,87727,114
2019年4月1020.4736.624,10223,237
2019年1月1020.4534.853,78819,135
2018年10月1020.4535.064,01115,347
2018年7月1020.4535.063,91011,336
2018年4月1020.4535.023,8537,426
2018年1月1020.4333.483,5733,573

[PEG]パブリック・サービス・エンタープライズ 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標

PER19.62倍
PBR1.95倍
ROE11.0%
ベータ値0.56
予想配当利回り3.28%
最終データ更新日2021年9月13日
 EPS($)配当金($)期末配当利回り(%)
2020年12月期3.761.963.36
2019年12月期3.331.883.18
2018年12月期2.831.803.51
2017年12月期3.101.723.43
2016年12月期1.751.643.74
2015年12月期3.301.564.03
2014年12月期2.991.483.57
2013年12月期2.451.444.49
名称各ネット証券のおすすめポイント
最終更新日2021年1月27日
SBI証券ネット証券口座開設数No.1。口座数は500万を突破。法人口座ではメインの証券会社として利用しています。
楽天証券楽天ポイントとの連携が魅力。なんと楽天カードで投資信託が買え、ポイントも貯まるので、新規ならイチ押し。
マネックス証券ネット証券業界No.1の米国株銘柄数が魅力。個人的には1株単位で国内株を購入できるワン株サービスがお気に入りです。

ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。