香港鉄路[00066]の事業内容・業績と株価と配当金の推移

この記事では、香港内の地下鉄や、地下を走っていない電車に、空港鉄道などの経営を独占しており、その業績が景気の変動に左右されることがなさそうな『ディフェンシブ株』の一角である[00066]香港鉄路のひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。

[00066]香港鉄路 事業内容の紹介

上記の画像は[00066]香港鉄路のトップページから引用

香港鉄路[00066]は香港内での鉄道事業を独占している会社でありまして、その路線数は11に、路線の総延長は200キロ以上に達しています。また、国際展開に積極的な香港企業らしく、その事業エリアは香港内にとどまらず、北京・ロンドン・メルボルンなど、香港に関わりの深いエリアの鉄道事業にも参画していますね。2021年現在では、香港と海外の鉄道事業での売上高は1:1程度の比率となっていますが、利益額は香港内の鉄道事業の方が2倍以上に達しています。

[00066]香港鉄路 事業別の売上高構成

[00066]香港鉄路 ひとくちコメントとQ&A

最初は3%台の高配当利回りであることに加え、その安定した業績に着目してポートフォリオ入りした[00066]香港鉄路。その安定した業績推移は、購入からしばらく経った今でも状況に大きく変わりはありません。また、地味なペースながら毎期増配してくれていた(20年12月期からは増配ストップ中)のもうれしい限りではありますが、実はそれ以上に株価が好調でありまして、この記事を執筆している2021年9月の段階では高配当株式ではなくなってしまっているんですよね。

[00066]香港鉄路は、2017年と2018年の配当がやたらと多いのですね。

そうですね。[00066]香港鉄路は2017年と2018年と2年連続で特別配当がなされました。その合計額は1株あたり4.4HK$でありまして、同社の株価が40HK$台であることを思うと、かなりの規模の特別配当であったと言えると思います。ただ、この特別配当は前期・今期の2回きりでしたので、これから新規で購入する方にはあまり関係のない話となってしまいますね。

[00066]香港鉄路の大型プロジェクト、広深港高速鉄道が開通しましたね。

そうですね。広深港高速鉄道とは、中国の広州・深圳・香港を結ぶ高速鉄道でして、全長は142kmもの路線となります。今まで2時間くらいかかっていた香港〜広州の間は約50分に、[00066]香港鉄路の在来線で40分程度かかっていた香港〜深圳の間はなんとびっくりの15分となりました。このエリアは世界有数の人口集中エリアですし、同社の業績にもいずれは貢献してくれるものと期待しています。

[00066]香港鉄路 たっちゃん独自レーティング

★★★★☆(2021年9月22日現在)

[00066]香港鉄路 過去5年間の株価推移

上記の株価価格チャートはSBI証券より 2019年12月16日記録

もともと、業績も配当も安定傾向であることに期待して購入していた[00066]香港鉄路。そういう銘柄に限って、株価がぐんぐんと上昇してしまうというのは、同社に限らず私の保有銘柄ではよくあるパターンですね。配当利回りは低いですが、同社の成長に期待して当面は売却を行わない予定です。

[00066]香港鉄路 過去の受取配当金のまとめ

[00066]香港鉄路 １株あたり純利益・配当金の推移と主要指標

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最終更新日	2021年1月27日
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