この記事では、総合商社大手の[8031]三井物産系の物流リートであり、国内に上場している物流系のリートとしては国内で最初に上場した銘柄である[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。
目次
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 特徴
日本ロジスティクスファンド投資法人[8967]は物流施設に特化したリートとなっています。元、ネット通販の店長である私は、自分自身も物流施設のお世話になっていましたので、この銘柄が上場した初期の頃から『これからは物流の時代だ』と思い、投資を行いました。
国内の通販市場の拡大に伴い、国内の物流施設はどんどん整備されています。一時期は、需要の増大に比べて物流施設の供給が多すぎるのでは?という懸念があったこともありましたが、2021年時点では物流関係のリート9銘柄はいずれも投資口価格が絶好調であり、需給はそこまで心配事項ではなかったということなのかもしれませんね。
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 地域別の投資割合
Powered by TSBA.mobi GoogleGraph Wordpress plugin
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 上位の投資物件
- 横浜町田物流センター
- 市川物流センターII
- 新木場物流センターII
- 草加物流センター
- 東雲物流センター
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 市川物流センターIIはここにあります
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 ひとくちコメントとQ&A
物流リートの世界では国内で最初に上場した[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人。天下の三井物産系で国内で最初に上場した物流リートならば、当然に2021年10月現在で時価総額1位かと思いきや、実は時価総額でいうと物流系9銘柄のうち3位争いとなっています。また、利回り面でも後発で上場した天下の三井不動産系の[3471]三井不動産ロジスティクスパーク投資法人に負けているという状況です。
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 たっちゃん独自レーティング
★★★★★(2021年10月18日時点)
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね
- ★★★★★:含み損益上位20%まで
- ★★★★☆:含み損益上位40%まで
- ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
- ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
- ★☆☆☆☆:含み損益下位20%
となるように計算したものです。たっちゃんの[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人の購入単価は133,300円となっています。2021年10月現在は購入時と比べると倍以上になっており、保有銘柄の中でトップクラスの★★★★★評価です。
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 過去1年間&10年間の株価推移
結果的に金融危機でも分配金が減らなかった優秀な銘柄である[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人ですが、さすがに投資口価格の方は金融危機でかなり下落してしまいました。その後、アベノミクス相場の初期の高騰、そして2019年初頭まではヨコヨコ期が続きましたが、2019年は大躍進します。
2020年3月に入って、他の国内リートと同じく一旦は調整しますが、新型コロナウイルス感染拡大と経済の低迷が予想される中にあっても、物流施設は相対的に手堅いと予想されるため投資口価格は急回復。堅調に推移しています。
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 1口あたり分配金の推移
分配金(円) | 期末分配利回り(%) | |
---|---|---|
2023年7月期(予想) | 5,130 | 3.37(4/12現在) |
2023年1月期 | 5,190→5,235 | 3.54 |
2022年7月期 | 4,920→4,955 | 3.10 |
2022年1月期 | 4.871 | 3.06 |
2021年7月期 | 4,800 | 2.89 |
2021年1月期 | 4,800 | 3.07 |
2020年7月期 | 9,750→9,830 | 6.20 |
2020年1月期 | 4,960→5,034 | 3.43 |
2019年7月期 | 4,670→4,700 | 3.60 |
2019年1月期 | 4,660→4,710 | 4.10 |
2018年7月期 | 4,450→4,503 | 4.17 |
2018年1月期 | 4,350→4,376 | 4.25 |
2017年7月期 | 4,180 | 3.73 |
2017年1月期 | 4,081 | 3.43 |
2016年7月期 | 4,048 | 3.38 |
2016年1月期 | 4,033 | 3.37 |
2015年7月期 | 3,866 | 3.31 |
2015年1月期 | 3,900 | 3.09 |
2014年7月期 | 3,743 | 3.16 |
2014年1月期 | 3,639 | 3.20 |
2013年7月期 | 3,500 | 4.02 |
2013年1月期 | 3,643 | 4.49 |
2020年7月期の分配金は9,830円であり、これは今までの分配の倍程度の水準となっています。というのも、同法人は3月と4月に物流施設を2物件売却しており、そこで約58億円の物件売却益が出たためなんですよね。ということで、この分配金は一過性のものとなっており、2021年1月期以降は通常の分配水準に戻っています。
[8967]日本ロジスティクスファンド投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ
保有口数 | 1口分配(円) | 今回の税引後分配金(円) | 税引後の累計分配金(円) | |
---|---|---|---|---|
2023年1月期 | 3 | 5,235 | 13,300 | 217,342 |
2022年7月期 | 3 | 4,955 | 12,589 | 204,042 |
2022年1月期 | 3 | 4,871 | 12,376 | 191,453 |
2021年7月期 | 3 | 4,800 | 12,195 | 179,077 |
2021年1月期 | 3 | 4,800 | 12,195 | 166,882 |
2020年7月期 | 3(-1) | 9,830 | 29,490 | 154,687 |
2020年1月期 | 4(-2) | 5,034 | 17,053 | 125,197 |
2019年7月期 | 6(-1) | 4,700 | 23,882 | 108,144 |
2019年1月期 | 7 | 4,710 | 27,921 | 84,262 |
2018年7月期 | 7(-1) | 4,503 | 26,694 | 56,341 |
2018年1月期 | 8 | 4,376 | 29,647 | 29,647 |