ネットワンシステムズ[7518]の事業内容・業績と株価と配当金の推移

7518ネットワンシステムズアイキャッチ画像

この記事ではネットワーク構築の業界では大手で、最近はクラウド環境の構築にも力を入れているシステム系高配当株式である[7518]ネットワンシステムズのひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。

読者代表
たっちゃんさんの[7518]ネットワンシステムズは、かつては超大コケ銘柄だったんですね。
たっちゃん
[7518]ネットワンシステムズは後述するように2013年3月期以降業績がかなり落ち込んでしまいまして、株価も低迷してしまったことから、かつては私の保有銘柄の中で『含み損率No.1』の不名誉な称号を得てしまうほどでした。ただ、幸いにも必死のナンピンが実を結ぶ形で、2019年11月19日現在は、国内株式の中で騰落率2位にまで上昇しています。
読者代表
たっちゃんさんが上のように調子に乗ったコメントをするから、2020年1月現在大コケになっちゃったじゃないですか。
たっちゃん
2020年1月下旬に突如飛び出したニュースである「東芝子会社をめぐる架空取引問題」。この架空取引を主導していた会社の1つとされているのが、この記事でご紹介している[7518]ネットワンシステムズです。このニュースが出た1月22日はたっちゃんインフルエンザ発症の日で全然相場を見ておらず、久しぶりに27日に株価をみると22日比で40%も株価が下がっており、今の所2020年のびっくり事件1位となっています。




[7518]ネットワンシステムズ 事業内容の紹介

7518ネットワンシステムズトップページ画像

上記の画像は[7518]ネットワンシステムズの公式ウェブサイトから引用

前述のようにネットワークの構築をメインの事業とする[7518]ネットワンシステムズ。主要顧客には、NTT系などの通信界の大手や、公共の事業体も多いというのが特徴です。最近は、上記の画像でもわかるようにクラウド環境の構築に力を入れているようですね。IT関係は正直なところ、全くわかりませんので、あまり詳しい事には踏み込まないようにしたいと思います。

読者代表
業績安定に期待して買った銘柄なのに、一時期含み損No.1に輝くなんて銘柄チョイスが下手っぴすぎではないですか?
たっちゃん
それはおっしゃる通りだと思います。基本的に、ITの技術系の企業はその技術自体が社会を回すためのインフラである事から、元々シェアがある程度ある所については、手堅く推移すると信じていました。同社の場合は、大口顧客がNTT系、公共系であることから、ますます安定だろうと勝手に思い込んでいたんですよね。実際は、通信キャリア向けの投資がある程度行き渡ってしまった事が同社の業績停滞の主な要因になってしまいました。技術革新に伴って、投資がずっと続くという訳ではないんですね。

[7518]ネットワンシステムズ 事業別の売上高の構成

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[7518]ネットワンシステムズ ひとくちコメントとQ&A

業績好調だった2012年3月期には[7518]ネットワンシステムズの1株利益は94円台に、配当水準は2013年3月期に1株34円に達していました。ただ、そこが業績のピークでありまして、2013年に高配当目当てで買った私の同社株式の株価も転がり落ちるように転落してしまいます。ただ、2015年以降ナンピンを繰り返し、特に2016年2月に567円でナンピンで来た事が大きく、その後の業績・株価回復で今では含み益水準にまで回復しました。

読者代表
業績低迷で2015年3月期に減配したのに、よく損切りせずに我慢できましたね。
たっちゃん
減配企業は無条件で損切りしたくなってしまうというのは、配当投資家である以上仕方ない事だと思います。ただ、同社の2015年3月期の減配は1株配当34円→30円という比較的幅の小さいものでした。1株あたり純利益の落ち込みっぷりだけを考えると、もっと減配されてもおかしくはなかったのですが、この控えめな減配幅を見て『できるだけ配当を減らしたくない』という意思が感じとられたので、損切りは踏みとどまれました。




[7518]ネットワンシステムズ たっちゃん独自レーティング

★★★★★(2020年1月27日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[7518]ネットワンシステムズの購入単価は704円となっています。前述のように、一時期は含み損No.1になった銘柄を、泣きながらナンピンした結果報われた銘柄ということになります。

ナンピンという行為自体には賛否両論あると思いますが、私はよほどひどいと思われる銘柄以外は結構ナンピンをすることが多いです。2020年1月現在株価暴落中ですが、購入単価が安いのでまだまだ★★★★★水準ですね。

[7518]ネットワンシステムズ 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

下記でご紹介するように、ここ5年ほどの業績の変化が激しい事から、その株価の変動も比較的激しい[7518]ネットワンシステムズ。なお、下記の表でもご紹介しているように、最近の同社の業績はびっくりするほど向上してきています。そう思うと、この株価の回復も納得の結果であると言えるでしょうか・・

と思っていたら、記事の冒頭のニュースの影響により2020年1月下旬に数日にして株価が崩壊状態に。このままズルズルと下げ続けるのかに注目ですね。

[7518]ネットワンシステムズ 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標

ネットワンシステムズ[7518] 配当金受領日記と事業報告書のまとめ

2018.11.23
PER13.14倍
PBR2.06倍
ROE14.0%
予想配当利回り2.46%
最終データ更新日2020年1月27日
 EPS(円)配当金(円)期末配当利回り(%)
2020年3月期(予想)120.442-
2019年3月期86.0→96.8→105.334→371.33
2018年3月期53.5→67.2301.85
2017年3月期45.2303.32
2016年3月期17.9304.93
2015年3月期29.1303.66
2014年3月期11.4344.85
2013年3月期48.9344.14
2012年3月期94.6313.07
読者代表
いくらなんでも、ここ最近の同社の業績は急回復しすぎではないですか?
たっちゃん
同社の業績回復の要因の1つとしては、同社の強みとする「セキュリティ関連の分野」「クラウド関連の分野」が企業のセキュリティ強化の動きや、働き方改革の流れを受けて両方とも絶好調であるためです。一時期騰落率最下位に沈んでしまうような銘柄でも、時代がやってくれば一気に回復することもあるんですね。これが株式投資の面白さだと言えますね。
名称各ネット証券のおすすめポイント
最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。