三洋貿易[3176]の事業内容・業績と株価と配当金の推移

3176三洋貿易アイキャッチ

この記事では、化学製品やゴム製品を中心に取り扱う専門商社の1つで、以前は超高配当銘柄としてブログ内で度々ご紹介していた[3176]三洋貿易のひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。

2012年の上場当時は相場環境が悪かった事に、取扱商品が地味な事も相まってか、配当利回りが6%を超える場面もありましたが、2021年6月現在は配当利回り2.8%程度という所まで株価が上がってしまっています。




[3176]三洋貿易 事業内容の紹介

3176三洋貿易トップページ画像

上記の画像は[3176]三洋貿易のトップページから引用

三洋貿易[3176]は、記事の最初でも述べているようにゴム製品や化学製品を中心に取り扱っている専門商社です。ウェブサイトを見てみると、専門的な商品が多く、その道に明るくない私が見てもさっぱり分からない所が多いのですが、同社の事業報告書を見る限りは『タイヤ』を製造するための原料としてのゴムが一番分かりやすい商品なのではないかと思います。地味な商材だとは思うのですが、産業を支える商品の1つであると言えるのではないでしょうか。

[3176]三洋貿易 事業別の売上高の構成

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読者代表
上のグラフをみると、機械資材という分野が儲かっているようですが、具体的にはどんな商品ですか?
たっちゃん
利益率10%強と同社の中では稼ぎ頭の機械資材セグメント。商社なだけあって、商品自体の取り扱いは非常に広いのですが、儲かっている商品の一例としては「自動車の内装用の部品」が挙げられます。自動車のシートなどの高機能な部品が好調だと、2017年9月期&2018年9月期&2019年9月期の事業報告に3年連続で書かれていました。




[3176]三洋貿易 ひとくちコメントとQ&A

三洋貿易[3176]はその上場は前述の通り2012年10月と比較的上場後の歴史の浅い会社です。ただ、会社としては1947年に創業しておりまして、創業70周年の節目を迎えたところですね。また、同社の上場した2012年10月はアベノミクス相場前夜でありまして、同社の上場時の株価は非常に低く抑えられてしまいました。新規上場銘柄なのに6%台という配当利回りに注目して喜んでポートフォリオに加えたことを覚えています。

読者代表
[3176]三洋貿易を購入した理由を教えてください。
たっちゃん
最近では滅多に見かけない6%台の配当利回りに惹かれて購入した銘柄です。また、同社がメインとして取扱う商材は『ゴム』ですが、ゴムのように普段の生活には欠かせないけれども、花形と呼べるような商品ではない。という取扱商品の会社は自分好みなんですよね。同社に限らず、これからもそういう銘柄を発掘したいと思っています。
読者代表
[3176]三洋貿易の保有株数を大きく減らした理由は何でしょうか?
たっちゃん
上場時には配当利回りが6%台だった同社。その後、配当水準は5年で2倍になりましたが、株価が2018年には、上場直後の上場来安値から5倍程度という水準に上昇したため、配当利回りは3%を切ってしまいました。その時に保有株数を当時の100株(現200株)まで減らしています。その後、2020年の波乱相場で400株まで買い増しを行いました。

[3176]三洋貿易 たっちゃん独自レーティング

★★★★★(2021年6月28日現在)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[3176]三洋貿易の購入単価は689円となっています。もともとは300円台の購入単価だったのですが、今年の波乱相場で買い増し。購入単価大幅上昇ですが、その後株価が大きく回復したので結果的に買い増し成功の★★★★★基準です。

[3176]三洋貿易 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

2012年の上場以降、基本的には株価は右肩上がりの推移が続いていましたが、2018年以降は上下の変動激しい展開となっています。株価が上がりすぎて一時は配当面での魅力がすっかりなくなってしまっていましたが、2020年の波乱相場でまた高配当株式の水準に舞い戻り。2021年に入ってからは株価が回復してきており、配当面の魅力は薄れてきています。

[3176]三洋貿易 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標

PER9.00倍
PBR0.99倍
ROE11.8%
予想配当利回り2.99%
最終データ更新日2023年6月19日
 EPS(円)配当金(円)期末配当利回り(%)
2023年9月期(予想)156.442-
2022年9月期149.9→146.2→149.739→403.87
2021年9月期101.3→148.538→394.02
2020年9月期146.7→105.237.53.77
2019年9月期139.5373.48
2018年9月期119.3323.01
2017年9月期117.129.52.26
2016年9月期96.424.53.93
2015年9月期97.724.53.20
2014年9月期68.9172.35
2013年9月期51.615記3.42
2012年9月期49.612.5未上場
[3176]三洋貿易 配当上方修正です
もともと2018年9月期の配当予想は29.5円でしたが、最終的には32円に上方修正となりました。2019年9月期についても34.5円配当予定だったのが、最終的には37円に増配となっています。また、期首に37円の配当が予想されていた2020年9月期も、減益決算の中37→37.5の増配となりました。期首に38円配当が予想されている2021年9月期も、同じ展開となるでしょうか?

[3176]三洋貿易 過去の受け取り配当金 まとめ

 保有株数1株配当(円)今回の税引後配当金(円)税引後の累計配当金(円)
2023年3月期 中間400217,11457,763
2022年9月期 期末400217,11450,649
2022年9月期 中間400196,43743,535
2021年9月期 期末400206,77537,098
2021年9月期 中間400196,43730,323
2020年9月期 期末400(+200)196,43723,886
2020年9月期 中間20018.53,13417,449
2019年9月期 期末20018.53,13414,315
2019年9月期 中間20018.53,13411,181
2018年9月期 期末200172,8808,047
2018年9月期 中間200152,5415,167
2017年9月期 期末20015.52,6262,626
名称各ネット証券のおすすめポイント
最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。