ヤマハ発動機[7272]の株主優待制度・業績と配当金推移

7272ヤマハ発動機銘柄紹介

この記事では、バイク・スクーターなどの自動二輪車の分野では世界No.1の[7272]ヤマハ発動機のひとくちコメント並びに株主優待、株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。




[7272]ヤマハ発動機 事業内容の紹介

バイク・スクーターなどの自動二輪車の分野では世界最大手の[7272]ヤマハ発動機。あれ?楽器のヤマハはどうなの?という方もいらっしゃると思いますが、楽器のヤマハは今は[7951]ヤマハという別の会社で上場しています。もともとは、この両者は一緒の会社だったんですけどね。

それはともかく、多くの方が同社の二輪車事業といえば、バイク・スクーターを思い起こすと思うのですが、普段から我が家の生活でお世話になっているのは、下記の電動自転車PAS(パス)です。最近はテレビを見ていないので、同社の電動自転車のCMが流れているかはわかりませんが、昔はPASのCMをテレビで見たという方が多いのではないでしょうか。

また、有名なようで意外に知られていなさそうなのが、レンタルボートなどのマリン事業です。事業セグメント別の2021年12月期(中間時点)の営業利益を見てみると、二輪車などのランドモビリティ事業が7.5%程度に対し、レンタルボートなどのマリン事業は21.4%とかなりの高収益部門となっています。しばらくは、今後の景気回復局面では、同社の業績をまた引っ張ってくれると期待したいですね。

[7272]ヤマハ発動機 事業別の売上高

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[7272]ヤマハ発動機 事業別の営業利益

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読者代表
ヤマハ発動機[7272]というと、2輪の印象が強いんですけど、実はマリンが儲かっているんですね。
たっちゃん
そうですね。上の円グラフで示しているように、世界的に有名な二輪を中心とする「ランドモビリティ」部門が売上高の6割程度を占めているのですが、こちらの事業の営業利益率は1桁にとどまっており、売上高ベースでは2割程度の「マリン」部門(営業利益率2割程度)と利益ベースでは差はありません。将来的には、マリン部門が同社の稼ぎ頭になる可能性もありそうですよね。

[7272]ヤマハ発動機 ひとくちコメントとQ&A

バイク・スクーターや電動自転車、マリン系の商品などで有名な[7272]ヤマハ発動機。同社の扱っている商品は、あれば役立つものが多いと思うのですが、景気が悪い時でも必ず買わなければならないという商品群ではなく、景気が悪化する時には苦戦することが予想されます。とはいえ、2020年の新型コロナショックによる景気悪化局面では、一瞬で業績回復する強さを見せましたね。

読者代表
ヤマハ発動機[7272]は、過去には無配に転落したこともあるんですね。
たっちゃん
そうですね。同社のように景気の変動に弱い業種にとっては宿命かもしれませんが、2008年以降の金融危機の場面でも、同社は赤字転落&無配の場面がありました。その時の株価は3桁台にまで下落していてたので、今後の業績推移次第では、久しぶりの株価3桁というのもあり得るかもしれませんね。
読者代表
と思っていたら、株価3桁どころか、3,000円台じゃないですか。たっちゃんさん、見る目がないですね。
たっちゃん
そうですね。2020年3月には一時1,121円まで下落していた株価は、2021年には3,000円台まで回復します。2020年12月期は当初90→15円に減配予想を発表するも、業績の落ち込みは当初の想定ほどではなく60円配当で着地。そして、2021年12月期は2019年12月期比でも業績が大きくプラスとなる状況で、配当は2019年12月期以上の100円予想。株価3,000円台への復帰は当然の結果なのかもしれませんね。




[7272]ヤマハ発動機 たっちゃん独自レーティング

★★★★★(2021年10月1日現在)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[7272]ヤマハ発動機の購入単価は1,586円となっています。もともと1,900円台で買っていたのですが、優待目当てで保有株を1名義200株から2名義×100株に分割する時に購入単価が下落。2020年秋以降は株価堅調に推移しており、★★★★★評価です。

[7272]ヤマハ発動機 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

2019年12月期までは毎期増収増益というわけではないものの、配当金生活を送る上では十分な業績と配当水準だった[7272]ヤマハ発動機。

しかしながら、同社の製品は景気に左右されやすそうなものが中心だからか、コロナショック以降の株価推移は大コケとなってしまっていました。ただ、同社の業績の落ち込みは思ったほどではなく、2021年12月期には19年12月期の業績水準以上に戻る勢いとなっており、株価も急回復しました。

[7272]ヤマハ発動機 株主優待制度(年1回12月)

優待内容ポイント付与3年以上長期保有の場合
100株以上1,000円分2,000円分
500株以上2,000円分3,000円分
1,000株以上3,000円分4,000円分

地元浜松をはじめ全国各地のグルメから選べます。 [7272]ヤマハ発動機 2019年12月権利確定分 株主優待

2020.03.23

[7272]ヤマハ発動機 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標

PER6.90倍
PBR1.14倍
ROE18.7%
予想配当利回り3.76%
最終データ更新日2023年9月13日
 EPS(円)配当金(円)期末配当利回り(%)
2023年12月期(予想)490.6→559.4130→145-
2022年12月期375.9→428.7→511.5115→1254.15
2021年12月期206.0→320.4→445.790→100→1154.17
2020年12月期228.9→0→151.990→15→602.85
2019年12月期216.8905.21
2018年12月期267.4904.17
2017年12月期290.9882.38
2016年12月期180.8602.33
2015年12月期171.9441.60

[7272]ヤマハ発動機 過去の受取配当金 まとめ

 保有株数1株配当(円)今回の税引後配当金(円)税引後の累計配当金(円)
2023年12月期 中間20072.511,91869,107
2022年12月期 期末20067.511,09657,189
2022年12月期 中間20057.59,45246,093
2021年12月期 期末2006510,68536,641
2021年12月期 中間200508,47025,956
2020年12月期 期末200609,86417,486
2019年12月期 期末200457,6227,622
名称各ネット証券のおすすめポイント
最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。