この記事では、全国のショッピングモール内の食べ放題のお店や、磯丸水産などで利用できる株主優待券が魅力的であるクリエイト・レストランツHD[3387]の株主優待の情報、及びひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。
M&Aによる陣容の拡大で業績を急速に伸ばし、さらに株式分割と優待の拡充によって株価も上げて来た同社。ただ、2015年以降は横ばい傾向の株価が続いており、業績の方もやや伸び悩みとなっていました。また、2020年以降は、新型コロナウイルスの影響もあり、株価は上に下にと激しい展開となっています。新規で買う場合、購入したら即大損という展開も覚悟しておかなくてはいけませんね。
目次
[3387]クリエイト・レストランツHD 事業内容の紹介
元々はショッピングモール内の食べ放題形式の店舗や、フードコートの一括請け負いをメインの事業としていた[3387]クリエイト・レストランツHD。最近は、前述のようにM&Aを織り交ぜながら陣容を拡大しておりまして、子会社化している[3198]SFPダイニングの磯丸水産も同社の中核事業の1つとなっていますね。
同社のウェブサイトで見てみると、2020年1月現在で[3387]クリエイト・レストランツHDのグループとなっている企業は国内外合わせて15社ありまして、その外食のブランドの数は数えきれないほどになっています。他の銘柄の記事では保有しているブランドを全部列挙するのが恒例となっているのですが、今回はその企業名だけを記しておく事にしたいと思います。
[3387]クリエイト・レストランツHD 傘下の企業(2020年1月現在)
- 株式会社クリエイト・レストランツ
- 株式会社ルモンデグルメ
- 株式会社イートウォーク
- SFPダイニング株式会社
- 株式会社YUNARI
- 株式会社グルメブランズカンパニー
- 株式会社KRフードサービス
- 株式会社クリエイト・ダイニング
- 株式会社ルートナインジー
- 株式会社クリエイト・ベイサイド
- 株式会社遊鶴
- CREATE RESTAURANTS ASIA PTE.LTD.
- 香港創造餐飲管理有限公司
- 台湾創造餐飲股份有限公司
- Create Restaurants NY Inc.
[3387]クリエイト・レストランツHD 事業別の売上高
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[3387]クリエイト・レストランツHD ひとくちコメントとQ&A
前述のようにM&Aによる陣容の拡大と、株主優待の拡充でその業績と株価を向上させてきた[3387]クリエイト・レストランツHD。最近は一時の勢いは感じられませんが、優待が拡充された結果として2020年11月現在では100株保有した時の優待利回りが7%台ですが、配当利回りは微々たる水準で、今期については無配予想となっています。優待拡充を繰り返してきた同社の廃止はそうそうないと思いますので、優待目当てであれば悪くはない水準と言えそうです。
[3387]クリエイト・レストランツHD たっちゃん独自レーティング
★★☆☆☆(2021年5月15日現在)
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね
- ★★★★★:含み損益上位20%まで
- ★★★★☆:含み損益上位40%まで
- ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
- ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
- ★☆☆☆☆:含み損益下位20%
となるように計算したものです。たっちゃんの[3387]クリエイト・レストランツHDの購入単価は663円となっています。元々の購入単価は250円程度だったのですが、2019年までの株価高騰時の一部利益確定、その後の買い戻しを経て購入単価はアップしています。足元の状況は、どうみても芳しくないと思うのですが、株価は意外なまでに堅調ですね。
[3387]クリエイト・レストランツHD 過去1年間&10年間の株価推移
2010年代に入ってから急成長を遂げた[3387]クリエイト・レストランツHD。中には、初期の頃から同社に注目していてその株価の上昇の恩恵を受けられたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は優待銘柄として注目されたから同社の株式を購入したので、最初はやや出遅れ感があったのですが、結果的には自分が買った金額でもそれほど悪くはない投資成果となっています。
[3387]クリエイト・レストランツHD 株主優待制度(年2回3月,9月)
優待内容 | 優待食事券 |
---|---|
100株以上 | 2,000円相当 |
200株以上 | 4,000円相当 |
400株以上 | 6,000円相当 |
600株以上 | 8,000円相当 |
1,000株以上 | 10,000円相当 |
3,000株以上 | 16,000円相当 |
6,000株以上 | 24,000円相当 |
9,000株以上 | 30,000円相当 |
複数名義で[3387]クリエイト・レストランツHDの株主優待をゲットすると、金額が大きくなってしまいますよね。同社の優待の期限は配布されてから、おおよそ半年と比較的短くなっていますので、利用するのを忘れてしまわないように気をつける必要がありますね。
クリエイト・レストランツの株主優待は400株以上を1年以上保有している場合以下の金額が追加となります。つまり、400株を1年以上保有している人は6,000円分+2,000円分=8,000円分の株主優待券を年2回ゲットできるということになりますね。
- 400株以上:2,000円
- 3,000株以上:4,000円
- 6,000株以上:6,000円
- 9,000株以上:8,000円
複数名義で[3387]クリエイト・レストランツHDの株主優待をゲットすると、金額が大きくなってしまいますよね。同社の優待の期限は配布されてから、おおよそ半年と比較的短くなっていますので、利用するのを忘れてしまわないように気をつける必要がありますね。
[3387]クリレスHD 優待利用日記 九龍點心(2017年4月)
[3387]クリレスHD 株主優待優待利用日記
[3387]クリエイト・レストランツHD 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標
PER | 44.45倍 |
PBR | 7.37倍 |
ROE | 13.3% |
予想配当利回り | 0.66% |
最終データ更新日 | 2023年11月24日 |
EPS(円) | 配当金(円) | 期末配当利回り(%) | |
---|---|---|---|
2023年2月期(予想) | 20.0 | 6 | - |
2022年2月期 | 30.6 | 4.5 | 0.62 |
2021年2月期 | 6.4→▲46.6→▲74.3 | 0 | - |
2020年2月期 | 6.9 | 6 | 0.70 |
2019年2月期 | 7.0 | 6 | 0.92 |
2018年2月期 | 13.3 | 5 | 0.83 |
2017年2月期 | 17.5 | 6.5 | 1.44 |
2016年2月期 | 17.6 | 5.85 | 1.20 |
2015年2月期 | 34.4 | 3.78 | 1.49 |
2014年2月期 | 10.2 | 3.675 | 2.27 |
2013年2月期 | 6.0 | 2.665 | 2.66 |
2012年2月期 | 4.8 | 1.39 | 4.87 |
2015年2月の1株当たり純利益(EPS)が非常に大きくなっていますが、これは子会社の[3197]SFPダイニングが上場したことで、保有株式の持分変動利益が64.6億円生じたためです。また、2011年以降3回に渡り株式分割(合計18分割)を行った結果、上記の数字は小数点以下が細かめになっています。また、2012年の優待創設以前は高配当銘柄だったという事実も興味深いですね。
[3387]クリエイト・レストランツHD 過去の受け取り配当金 まとめ
保有株数 | 1株配当(円) | 今回の税引後配当金(円) | 税引後の累計配当金(円) | |
---|---|---|---|---|
2024年2月期 中間 | 400 | 3.5 | 1,151 | 10,233 |
2023年2月期 期末 | 400 | 3 | 988 | 9,082 |
2023年2月期 中間 | 400 | 3 | 988 | 8,094 |
2022年2月期 期末 | 400 | 3 | 988 | 7,106 |
2022年2月期 中間 | 400(-200) | 1.5 | 495 | 6,118 |
2020年2月期 中間 | 600 | 3 | 1,467 | 5,623 |
2019年2月期 期末 | 600 | 3 | 1,467 | 4,156 |
2019年2月期 中間 | 600 | 3 | 1,467 | 2,689 |
2018年2月期 期末 | 600 | 2.5 | 1,222 | 1,222 |