日本都市ファンド投資法人[8953]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

8953日本リテールファンド投資法人アイキャッチ画像

この記事では、あの天下の総合商社である[8058]三菱商事系のリートで、国内ではじめて上場した商業施設中心の総合リートである[8953]日本都市ファンド投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。

読者代表
配当金生活初期の頃からお世話になった[8953]日本リテールファンド投資法人のブランドはなくなってしまいましたね。
たっちゃん
そうですね。旧[8953]日本都市ファンド投資法人は、同じく三菱商事系のオフィスリートである[3227]MCUBS MidCity投資法人と合併し、2021年3月に日本都市ファンド投資法人という総合リートが誕生しました。とはいえ、母体の大きさの違いの関係で合併直後は商業施設への投資比率が71%。将来的には商業施設の比率を50%程度まで下げていくんだそうです。




[8953]日本都市ファンド投資法人 特徴

8953日本都市ファンド投資法人トップページ画像

上記の画像は[8953]日本都市ファンド投資法人のトップページから引用

国内のリートでは3番目に上場した銘柄で、商業施設中心のリートとしては国内で初の銘柄である[8953]日本都市ファンド投資法人。私がリートに投資するに当たって重視するスポンサー企業はあの[8058]三菱商事でありまして、同社でダメならどこがスポンサーだと満足するのだろう?と思えるくらいの良スポンサーですね。

読者代表
[8953]日本都市ファンド投資法人のスポンサーが良いのは分かりますが、商業施設の暗いニュースが多いのが気になります。
たっちゃん
流通大手の一角である[3382]セブン&アイホールディングスの、イトーヨーカドーの大量閉店のニュースが報じられたのは記憶に新しい所ですよね。このニュースはリート界にも無関係ということはなく、商業系のリートの保有銘柄でもイトーヨーカドーが閉店してしまっている所もあります。その他、2017年5月には同社保有の川崎ルフロンで各店舗の丸井が撤退してしまうというニュースもありました。
読者代表
ショッピング施設の閉店が増えるかもと思うと、ここから新規で買うのが不安です。
たっちゃん
それはおっしゃる通りですね。ただ、ショッピング施設の閉店のニュースが出てから、商業系のリートは全体的にイマイチな推移となっているので、その分分配利回りは向上して来ています。[8953]日本都市ファンド投資法人の場合は、保有物件数が100もありますし、当面の間は良い物件悪い物件とある結果、それなりに安定した収益になると思うんですよね。

[8953]日本都市ファンド投資法人 地域別の投資割合(2021年2月現在)

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[8953]日本都市ファンド投資法人 資産別の投資割合(2021年2月現在)

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[8953]日本都市ファンド投資法人 上位の投資物件

  1. ツイン21
  2. mozoワンダーシティ
  3. 東戸塚オーロラシティ
  4. ならファミリー
  5. イオンモールむさし村山

[8953]日本都市ファンド投資法人 mozoワンダーシティはここにあります

日本都市ファンド投資法人[8953]の2位の投資物件であるmozoワンダーシティは、名古屋市西区にある物件です。最寄り駅の名古屋市営地下鉄上小田井駅は、この商業施設がオープンしてから乗客数が大きく伸びています。オープン前の2008年と2010年を比べると20%近い増加なんですよね。大規模商業施設の集客力がうかがえますね。

[8953]日本都市ファンド投資法人 ひとくちコメントとQ&A

日本都市ファンド投資法人[8953]の資産運用報告書を見ると、以下の3つの特徴が挙げられています。このコーナーでは、その特徴を見ておきたいと思います。

  • 総合型1位の資産規模:2銘柄の合併を経て日本最大級の総合型リートに。
  • 安定性の向上と成長の加速:環境変化に対応するポートフォリオを目指します。
  • 用途の垣根を超えた内部成長:物件のリニューアルのほか、環境にも気をつかいます。

なお、旧日本リテールファンド投資法人[8953]の資産運用報告書には、以下の4つの特徴が挙げられています。せっかくなので、記録として残しておきたいと思います。

  • 商業施設に特化:資産規模は9,000億円を超え、全リートの中でもトップクラスです。
  • 郊外型+都市型:郊外の地域一番店に投資するという発想は私好みですね。
  • 安定的な分配金:10〜20年先を見ると心配な面もありますが、足元は好調です。
  • 強力な母体:天下の三菱商事と、世界の金融機関UBSの2大スポンサーです。
読者代表
配当金生活の初期の頃と比べると、保有口数がかなり減っていますが、これからはどうしますか?
たっちゃん
配当金生活の初期の頃は34口を保有していた[8953]日本都市ファンド投資法人。その後、徐々に保有口数を減らしておりまして、2021年5月時点では12口にまで保有口数が減っています。これからも保有口数を減らすか?と言われると、それは投資口価格次第としかいいようがありませんが、5桁台の投資口価格なら買い増ししても良いかな?と感じてしまいますね。




[8953]日本都市ファンド投資法人 たっちゃん独自レーティング

★★★★☆(2021年5月31日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[8953]日本都市ファンド投資法人の購入単価は73,371円となっています。2020年春の下げ相場で久しぶりに買い増ししましたが、金融危機時の投資口価格よりは高いところで買っているので、購入単価はアップしています。

[8953]日本都市ファンド投資法人 過去1年間&10年間の株価推移

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

※ チャートはヤフーファイナンスから引用

前述のように一時期は株価が5桁に突入する場面もあった[8953]日本都市ファンド投資法人。アベノミクス相場のスタート以降、2020年の2月までは概ね10万円台での推移が続いていましたが、2020年3月には一時48,850円まで下落する場面も。その時の分配利回り9.2%は伝説のお宝水準となるのでしょうか?

[8953]日本都市ファンド投資法人 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2023年2月期(予想)2,2804.23(11/29現在)
2022年8月期2,250→2,2634.09
2022年2月期2,250→2,2844.91
2021年8月期2,2864.28
2021年2月期2,2504.27
2020年8月期2,2505.63
2020年2月期2,2504.39
2019年8月期2,2504.17
2019年2月期2,2153.95
2018年8月期2,2154.41
2018年2月期2,2054.30
2017年8月期2,1474.25
2017年2月期2,1253.76
2016年8月期2,1253.66
2016年2月期2,1003.27
2015年8月期2,1023.76
2015年2月期2,0903.26
2014年8月期2,0833.82
2014年2月期2,0604.10
2013年8月期1,9644.35
2013年2月期1,9344.27

[8953]日本都市ファンド投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ

 保有口数1口分配(円)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2023年2月期92,31317,629222,871
2022年8月期92,26317,248205,242
2022年2月期9(-3)2,28417,408187,994
2021年8月期12(-2)2,28623,231170,586
2021年2月期142,25026,676147,355
2020年8月期14(+4)2,25026,676120,679
2020年2月期102,25019,05594,003
2019年8月期102,21518,75874,948
2019年2月期102,21518,75856,190
2018年8月期102,21518,75837,432
2018年2月期102,20518,67418,674
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。