ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]の事業内容・業績と株価と配当金の推移

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この記事では、米国通信株の中では最大級の銘柄であり、当然ながら世界の通信株の中でも最大級の銘柄である[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズのひとくちコメント並びに株価推移、事業内容、業績推移、配当金の推移をご紹介することにしたいと思います。現在、米国通信株の2強といえば[T]AT&Tと[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズですね。[T]AT&Tの方は別の記事でご紹介していますので、興味があるという方は下記記事も合わせてご覧ください。

AT&T[T]の事業内容・業績と株価と配当金の推移

2021.03.11




[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズ 事業内容の紹介

VZベライゾンコミュニケーションズトップページ

上記の画像は[VZ]ベライゾンコミュニケーションズのトップページから引用

ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]は、米国2大通信株の1角を占める企業です。現状はその売上高のほとんどが通信関連の事業で占められている同社ですが、2010年代にはインターネット大手のAOLを買収したり、アメリカのヤフー事業を買収したりと、その周辺事業へ乗り出そうとしていますよね。ヤフー買収については、同社の情報漏洩もあり難航していましたが、2017年6月に無事中核事業の買収手続きが完了しました。

読者代表
[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズのヤフー買収は「通信の垣根が崩れる事例」の1つと聞きました。
たっちゃん
2018年3月20日の日本経済新聞で「通信の垣根が崩れている」という記事がありました。日本では[4755]楽天が通信サービスに参入しようとする一方で、[9433]KDDIや[9437]NTTドコモは逆に通信サービス以外に収益の基盤を拡大しようとしています。[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズのヤフー買収、[T]AT&Tのタイムワーナー買収もその事例の1つとして同じ記事の中で取り上げられていましたね。
読者代表
[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズは、2021年バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイの保有銘柄になったんですね。
たっちゃん
そうですね。2021年2月に、バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイは[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズの株式を86億ドル相当保有していると発表しました。これは、同社のポートフォリオ全体を見てもトップ10に入る保有額となります。同社が保有しているから安心して保有できる銘柄とは言い切れないとは思うのですが、それでも一定の安心感が得られるという方も多いのではないでしょうか。

[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズ 事業別の売上高の構成

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[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズ ひとくちコメントとQ&A

ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]は、かなり投資に積極的な企業でありまして、純利益ベースでは揺れてしまう事も珍しくないのですが、売上高ベースで見てみると非常に堅調な推移となっています。

日本とは違い、米国の人口はまだ増加傾向にありますし、国内事業だけの同社もまだ伸びる余地はあるのではないかと思いますね。

読者代表
[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズの魅力を教えてください。
たっちゃん
他の米国株の記事でも度々述べる事ですが、やはり同社は連続増配記録を継続中であるという事が魅力の1つと言えるでしょう。その増配ペースは年間で0.05〜0.07$程度であり、無理をしないペースでの増配であると言えます。特殊要因の絡まない年は1株あたり純利益が4$台程度が巡航ラインのようですので、利益が向上しなかったとしても当面の間は増配を続けられそうですよね。
読者代表
[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズに心配な点はありますか?
たっちゃん
米国通信株は米国の他の業種に比べると成長力に欠けそうだという点では心配です。よくも悪くもそれが通信株であり、成長力に欠ける分配当の方で十分に還元してくれているのではありますが、他の銘柄の株価がガンガンあがっている時に株価が上がらないというのはストレスに感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。また前述しましたが、他社とのサービス競争が激化して収益力が悪化する可能性はありますよね。



[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズ たっちゃん独自レーティング

★★★☆☆(2021年3月6日時点)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズの購入単価は49.08$となっています。2013年以降、50$台程度での株価推移が続いています。最近は、保有高配当株の中では平均的な推移であり★★★☆☆水準です。

[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズ 過去5年間の株価推移


※ 上記の株価チャートはヤフーファイナンスより

2021年3月現在ダウ平均株価が史上最高値近辺での取引がなされている事と比べると、かなりイマイチに思えてしまう[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズの株価。ライバルの[T]AT&Tと並んで株価はいまいちな推移が続いていたのですが、2018年以降は比較的堅調な推移であり、一時配当利回りが3%台に突入する場面もありました。

2020年の新型コロナウイルス相場では、久しぶりに配当利回りが高まるものの、今のところは2020年3月の配当利回り5%台前半がピークでした。2017年後半の配当利回り6%の株価水準が絶好の買い時だったということになるかもしれません。今後、6%台を見られることはあるでしょうか?

[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズ 過去の受取配当金のまとめ

 保有株数1株配当($)今回の税引後配当金($)今回の税引後配当金(円)税引後の累計配当金(円)
2023年8月1820.652590.7312,996231,786
2023年5月1820.652590.7512,494218,790
2023年2月1820.652590.4711,626206,296
2022年11月1820.652590.5113,362194,670
2022年8月1820.6488.6711,606181,308
2022年5月1820.6488.9711,613169,702
2022年2月1820.6488.8710.195158,089
2021年11月1820.6488.8410,128147,894
2021年8月1820.627587.159,529137,766
2021年5月1820.627587.259,336128,237
2021年2月1820.627587.259,047118,901
2020年11月1820.627587.189,046109,854
2020年8月1820.61585.469,142100.808
2020年5月1820.61585.429,14491,666
2020年2月1820.61585.489,38682,522
2019年11月1820.61585.579,34573,136
2019年8月1820.602583.448,84563,791
2019年5月1820.602583.579,15654,946
2019年2月1820.602583.819,27745,790
2018年11月1820.602583.749,51536,513
2018年8月1820.5981.989,11126,998
2018年5月1820.5982.079,15117,887
2018年2月1820.5982.058,7368,736

[VZ]ベライゾン・コミュニケーションズ 1株あたり純利益・配当金の推移と主要指標

PER10.29倍
PBR3.31倍
ROE28.9%
ベータ値0.45
予想配当利回り4.70%
最終データ更新日2021年9月20日
 EPS($)配当金($)期末配当利回り(%)
2020年12月期4.902.484.27
2019年12月期4.652.443.97
2018年12月期4.712.394.30
2017年12月期7.362.334.45
2016年12月期3.212.294.29
2015年12月期4.372.234.82
2014年12月期2.422.164.62
2013年12月期4.002.094.25
2012年12月期0.312.034.69
2011年12月期0.851.9754.92
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最終更新日2021年1月27日
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ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。