iシェアーズ米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし)[1656]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

1656iシェアーズ米国債

この記事では、期間が7年から10年までの米国国債で構成される指数である『シティ米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ベース)』に連動する投資成果を目指している日興アセットマネジメント社のETFである、[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし)の特徴とひとくちコメント並びに投資口価格推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。

なお、似たような商品として[1482]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジあり)もあります。その違いは為替ヘッジがあるかどうか程度のため、記述が被っている点が多いのですが、興味のある方は下記ページも合わせてご覧ください。

iシェアーズ米国債7-10年ETF(為替ヘッジあり)[1482]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

2020.02.24




[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし) 特徴

iシェアーズ米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし)[1656]はその名前が示している通り、アメリカの期間が7年から10年の国債に満遍なく投資しているETFです。米国債は、通常であれば債券価格自体の変動はそれほど大きくはないのですが、円=ドルの為替変動の影響も受けてしまうので、意外に価格変動が大きくなることもあります。それは注意する必要がありますね。

[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし) 主要データ(2020年3月時点)

  1. 投資対象:米国国債(7年~10年のもの)
  2. 参考指数:シティ米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ベース)
  3. 決算日:年4回(1,4,7,10月)
  4. 信託報酬:0.154%
  5. 分配利回り:2.0%(2020/3/5現在)
読者代表
[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし)の魅力を教えてください。
たっちゃん
iシェアーズシリーズのETFに共通していることではありますが、最低投資単位が比較的小さいことが挙げられます。[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし)は最低投資単位が1口となっており、2019年12月現在の投資口価格が2,000円台であることから、なんとびっくりなことに2,000円台で米国債に投資ができてしまうのです。これは素晴らしいことですよね。

[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし) ひとくちコメントとQ&A

自分としては、本当は海外債券クラスは下でご紹介している[AGG]米国総合債券ETF一本に投資を絞っても良いと思っているのですが、それだけだと投資生活に面白みがないので、他の債券にも色々と投資しています。米国債に投資するのであれば、ある程度資金がある方の場合は、大手証券会社で生の債券を買った方が無難なように思うのですが、ETFを通じた投資というのも悪くはないと思い100万円程度を投資しています。

読者代表
[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし)の利回りは2%前後ということですが、最近の国債の利回りを思うと高すぎませんか?
たっちゃん
そうですね。このコメントを更新している2020年3月5日の段階では、米10年国債は1.0%程度の利回りで推移しており、2%の利回りは高すぎると感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ETFの場合は足元で取引される債券利回りが低下したとしても、それがETFの保有銘柄に反映されるまでタイムラグがあります。ということで、すぐに分配水準が下がるのではなく、これから徐々に分配水準が低下してくものと予想されます。また、ETF自体の投資口価格変動も利回りを調整する効果がありますね。

参考:為替ヘッジあり(青線)と為替ヘッジなし(赤線) 過去1年間の値動きの違い

※ 上記の株価チャートはヤフーファイナンスから引用

為替ヘッジあり・為替ヘッジなしの値動きを過去1年間にわたって見てみます。皆様がこのページをご覧になる日付次第で、どちらが優勢・どちらが劣勢かというのは変化しますので、それについてはコメントなしとさせていただきます。

参考商品:[AGG]米国総合債券ETF

米国債のみに投資する商品というわけではありませんが、米国の投資適格債券全体に幅広く投資したいというのであれば、個人的には米国ETFである[AGG]米国総合債券ETFをオススメしたいと思います。

米国市場の上場商品であるため、米国株口座を開かなければならないというハードルはあり、さらに米国で源泉徴収される外国税額控除を確定申告で取り戻さないともったいないという欠点はありますが、これさえ乗り越えられるのであれば、信託報酬0.05%&抜群の流動性というのはかなりの魅力ではないかと思うんですよね。

iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF[AGG]の特徴と投資口価格と分配金・分配利回りの推移

2021.04.17

たっちゃんが口座を開設している 米国株取扱ネット証券はこちら

名称取扱銘柄数取引手数料(税抜)
マネックス証券約3,300銘柄約定代金の0.45%。最低0、上限20$
楽天証券約1,400銘柄約定代金の0.45%。最低0、上限20$
SBI証券約1,400銘柄約定代金の0.45%。最低0、上限20$




参考商品:三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド

また、低コストで世界の株式・債券に投資したいというのであれば、年率の信託報酬がたったの0.2268%である三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドがオススメです。自分でインデックスファンドを組み合わせてポートフォリオを構成しても、信託報酬自体はこの商品とあまり変わらないと思いますね。




[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし) たっちゃん独自レーティング

★★☆☆☆(2020年3月5日現在)

独自レーティングの補足説明
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね

  1. ★★★★★:含み損益上位20%まで
  2. ★★★★☆:含み損益上位40%まで
  3. ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
  4. ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
  5. ★☆☆☆☆:含み損益下位20%

となるように計算したものです。たっちゃんの[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし)の購入単価は2,460円となっています。2019年11月現在は、一時期よりは投資口価格が回復してきており、含み益に転じているものの、全銘柄の中では平均より下の★★☆☆☆評価となります。

[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし) 過去2年間の株価推移

※ 上記の株価チャートはヤフーファイナンスから引用

2017年秋に上場したばかりのめっちゃ新しい商品である[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし)。話のタネにと思い、上場してからしばらくしてポートフォリオに組み入れたのですが、その後、上場後2018年の春にかけて為替相場と債券価格のダブルパンチで、投資口価格が下がってしまいました。

その後は為替相場・国債価額ともに変動はあるものの、円建てで見ても、結果としては堅調な値動きとなっていますね。

[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし) 過去の受取分配金

 保有口数1口分配(円)今回の税引後分配金(円)税引後の累計分配金(円)
2020年2月920(+100)128,79857,948
2019年11月820106,53549,150
2019年8月820149,14842,615
2019年5月820(+340)1711,10933,467
2019年2月48083,25222,358
2018年11月480176,91119,106
2018年8月480124,87812,195
2018年5月480124,8787,317
2018年2月48062,4392,439

[1656]iシェアーズ・コア米国債7-10年ETF(為替ヘッジなし) 1口あたり分配金の推移

 分配金(円)期末分配利回り(%)
2019年1~12月分491.93
2018年1~12月分471.97
名称各ネット証券のおすすめポイント
最終更新日2021年1月27日
SBI証券ネット証券口座開設数No.1。口座数は500万を突破。法人口座ではメインの証券会社として利用しています。
楽天証券楽天ポイントとの連携が魅力。なんと楽天カードで投資信託が買え、ポイントも貯まるので、新規ならイチ押し。
マネックス証券ネット証券業界No.1の米国株銘柄数が魅力。個人的には1株単位で国内株を購入できるワン株サービスがお気に入りです。

ABOUTこの記事をかいた人

起業して貯めた資金を元手に2009年から配当金と株主優待で生活をしています。国内外高配当株式と株主優待銘柄、各種ETFなどの保有銘柄の解説、株主優待の利用記録、その他マネー、マイレージ、クレジットカード、FXの関連情報をご紹介。