この記事では、国内では初期に上場したリートの1つで、オフィスと住宅に分散投資することを特徴としている[8956]NTT都市開発リート投資法人のひとくちコメント並びに投資口価格推移、事業内容、業績推移、分配金の推移をご紹介することにしたいと思います。
目次
[8956]NTT都市開発リート投資法人 特徴
国内を代表する通信株の1つである[9432]NTTの子会社であるNTT都市開発がスポンサーを務めるリートである[8956]NTT都市開発リート投資法人。積極的に拡大してこなかったためか、上場時期が初期であるにもかかわらず、今でも中堅のリートなのですが、歴史のある初期銘柄が好きな私は投資対象としています。
また、同法人は2002年の上場から長らく[8956]プレミア都市法人という名前で活動しており、以前はNTTと縁もゆかりもなかったのですが、2021年4月に[8956]NTT都市開発リート投資法人と名称を変えてイメチェンしました。その前から、NTT都市開発がメインスポンサーになっていたので、名称変更自体は大きな意味はないんですけどね。
[8956]NTT都市開発リート投資法人 用途別の投資割合(2021年4月現在)
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[8956]NTT都市開発リート投資法人 地域別の投資割合(2021年4月現在)
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[8956]NTT都市開発リート投資法人 上位の投資物件
- 品川シーズンテラス
- スフィアタワー天王洲
- アーバンネット池袋ビル
- グランパーク
- アーバンネット三田ビル
[8956]NTT都市開発リート投資法人 スフィアタワー天王洲はここにあります
NTT都市開発リート投資法人[8952]の主要物件は東京の都心5区にあるものが多く、その比率は2021年4月現在で65%程度に達しています。ただ、上位の投資物件であるスフィアタワー天王洲は都心5区ではない品川区の物件となりますね。実は、私の保有銘柄である[8977]阪急リート投資法人も持分の33%を保有している、2投資法人による共同保有の物件となっています。
[8956]NTT都市開発リート投資法人 ひとくちコメントとQ&A
NTT都市開発リート投資法人[8956]の資産運用報告書を見ると、以下の3つの特徴が挙げられています。その3つの特徴をここでご紹介しておきたいと思います。
- メインスポンサーであるNTT都市開発による包括的なサポート
- オフィスとレジデンスを投資対象不動産とする複合型運用
- 運用資産の東京経済圏への集中投資
[8956]NTT都市開発リート投資法人 たっちゃん独自レーティング
★★★★☆(2021年7月19日時点)
このレーティングはたっちゃんの保有する全銘柄の中で概ね
- ★★★★★:含み損益上位20%まで
- ★★★★☆:含み損益上位40%まで
- ★★★☆☆:含み損益上位60%まで
- ★★☆☆☆:含み損益上位80%まで
- ★☆☆☆☆:含み損益下位20%
となるように計算したものです。たっちゃんの[8956]NTT都市開発リート投資法人の購入単価は100,883円となっています。元々購入単価は低めだったのですが、2020年春のナンピンによりさらに購入単価が下がりました。現在は★★★★☆評価です。
[8956]NTT都市開発リート投資法人 過去1年間&10年間の株価推移
ここで[8956]NTT都市開発リート投資法人の過去1年間と過去10年間の株価チャートをみておきたいと思います。REIT銘柄全体に言えることなのですが、リーマンショック後の暴落のあと、2013年頃から2015年頃までがこの銘柄の投資口価格推移が一番輝いていた時のような気がします。2017年に一時期投資口価格が10万円を切る場面があり、それはさすがに安すぎるのではないかと思い、ポートフォリオに復帰した銘柄です。
[8956]NTT都市開発リート投資法人 1口あたり分配金の推移
分配金(円) | 期末分配利回り(%) | |
---|---|---|
2023年10月期(予想) | 3,150 | 4.62(7/27現在) |
2023年4月期 | 2,680→3,216 | 4.91 |
2022年10月期 | 2,730→2,787 | 3.83 |
2022年4月期 | 3,975→4,054 | 5.40 |
2021年10月期 | 3,130 | 4.13 |
2021年4月期 | 3,890→4,024 | 4.96 |
2020年10月期 | 2,875→2,923 | 5.10 |
2020年4月期 | 2,820→2,872 | 5.31 |
2019年10月期 | 2,750→2,792 | 3.44 |
2019年4月期 | 2,940→2,976 | 4.32 |
2018年10月期 | 2,600→2,696 | 4.62 |
2018年4月期 | 2.620→2,687 | 5.02 |
2017年10月期 | 2,537 | 5.06 |
2017年4月期 | 2,520 | 4.20 |
2016年10月期 | 2,533 | 3.75 |
2016年4月期 | 2,460 | 3.57 |
2015年10月期 | 2,313 | 3.89 |
2015年4月期 | 2,147 | 3.23 |
2014年10月期 | 2,022 | 4.13 |
2014年4月期 | 2,025 | 5.13 |
NTT都市開発リート投資法人[8956]は、2020年12月に物件入れ替えを行っており、物件売却益が19.2億円発生しています。そのため、2021年4月期の分配金は高めになっていることに注意が必要ですね。
[8956]NTT都市開発リート投資法人 過去の受け取り配当金 まとめ
保有口数 | 1口分配(円) | 今回の税引後分配金(円) | 税引後の累計分配金(円) | |
---|---|---|---|---|
2023年4月期 | 6 | 3,216 | 16,341 | 193,748 |
2022年10月期 | 6 | 2,787 | 14,162 | 177,407 |
2022年4月期 | 6 | 4,054 | 20,599 | 163,245 |
2021年10月期 | 6 | 3,130 | 15,904 | 142,646 |
2021年4月期 | 6 | 4,024 | 20,447 | 126,742 |
2020年10月期 | 6(-3) | 2,923 | 14,853 | 106,295 |
2020年4月期 | 9(+3) | 2,872 | 21,890 | 91,442 |
2019年10月期 | 6 | 2,792 | 14,187 | 69,552 |
2019年4月期 | 6 | 2,976 | 15,122 | 55,365 |
2018年10月期 | 6 | 2,696 | 13,699 | 40,243 |
2018年4月期 | 6 | 2,687 | 13,653 | 26,544 |
2017年10月期 | 6 | 2,537 | 12,891 | 12,891 |